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緋弾のアリア-諧調の担い手-
そして彼の道行きは
プロローグU
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か。


「まぁ、その主神様の事はとりあえず置いておこうか」

「そうですね、本当に話が脱線してしまいました」


神様に新たに紅茶を淹れて貰う。
それを口にしつつ、脱線した話を本筋に引き戻す。


「それで俺に転生しろって言ったっけ?一体俺はどうなるんだ」

「あっ、はい。えっと、私の力を使って別の世界に転生して貰う事になります」

「それはどういう?」

「えっと、ちょっと待って下さいね」


少女は空間に窓枠を展開して、其処に三つの作品が表示される。
この表示から察するに、この提示されたのが俺が転生する世界の候補なのだろう。


・『緋弾のアリア』

・『カンピオーネ!』

・『ハイスクールD×D』


どの作品も生前に読んだ事がある。アニメ化もされた人気作品だ…とは言えだ。
何処の世界も物騒極まりない、死亡フラグが満載な世界だ。


「……この三つの世界以外に転生出来る場所はないか?死亡フラグが立ちすぎてすぐ死にそうなんだけど」


どの世界も死亡フラグ満載だが、掲示された下二つの世界は絶対に嫌だぞ。
何の力も持たない俺が人外どもと相対なんてしたら、せっかく転生したのに瞬殺され兼ねない。

よく見る二次創作の転生物では、原作介入がデフォであったりするしな。


「…すみません。私の力で転生させられるのは、この三つの世界だけです。後、転生の際にですが幾らかの特典を付ける事が出来ます」

「…特典?」


―――特典。
これも二次創作物ではお約束か。


「はい、既存の作品の能力や武器、基礎能力アップとかですね。私はまだ未熟なので、5つが限度です」

「ふむ」

「あっ…後、強すぎる力や物は枠を大きく消費するので気を付けてくださいね。」


俺は少女のその言葉に、考える様な仕草をとる。

そうなると、貰う能力によってはあそこが一番平穏に過ごせるか。
原作介入の事などは口にしていないし。俺が嫁と呼ぶ、その作品で一番好きな少女もいる。


「よし、決めた。俺は緋弾のアリアの世界に転生するよ」

「わかりました。能力の方はどうしますか?」

「そうだな、永遠神剣は解るな?」

「はい、我々神の中にも神剣の担い手は存在しますから」

「その中から上位の永遠神剣が欲しい」


永遠神剣。それはこの世界、神剣宇宙に置いて。
始まりの一本と呼ばれる永遠神剣から剥離した存在。超常の力を翳す刀剣の類だ。

上位の神剣は、一撃で並行世界を複数消し飛ばしたり、空想を具現化してしまったりする。
そう言う、言い伝え等も確かに残っている。けれど、俺の欲しいのはそう言ったモノではない。

その永遠神剣シリーズを題材とし
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