魔法先生ネギま!
0454話
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いてないか?」
「あ、うん。僕も色々と忙しくて。マスターからはこの別荘を自由に使ってもいいって言われてたから」
「まぁ、魔力タンクの準備が整わなきゃブルーマーズ計画の中でも魔法世界の寿命を延ばす方はどうにも進まないからな」
「そうだね。だから頑張ってるんだけど……どうしても魔力を純粋にそのまま保存しておくというのが出来なくて」
溜息を吐きながら首を振るネギ。見た所結構行き詰まっているらしい。
「葉加瀬辺りに意見を聞いてみたらどうだ? と言うか、俺が今日このネギまの世界に来たのは葉加瀬に用があったからってのもあるんだが」
「ちょっ、アクセル君! ネギまの世界って何それ!?」
「そう言えばこの名前をネギに教えたのは初めてだったか。ネギと魔法使いの世界を略してネギまの世界だ」
「だから、何で僕の名前が入ってるのさ!」
「あー、まぁ、何となく? ほら、だってネギは魔法世界消滅の危機を救っただろ? それに敬意を表してって所だ」
まさかこの世界が多分漫画やアニメの世界で、ネギがその主人公と思われるから……なんて事は言えないしな。
「魔法世界を本当に救ったのはアクセル君でしょ! 僕はスケープゴート的な……」
「それでも、魔法世界の住人はその殆どがお前に救って貰ったと思ってるからそれでいいんだよ」
がーっと言ってくるネギをスルーしながらここ数日の出来事をお互いに話す。
一番驚いたのは、ネギが3-A全員に魔法に関して公表したという事だった。
……まぁ、既にクラスの9割以上――正確に言えば鳴滝姉妹と桜子以外――が魔法に関して関わったり知ってたりした以上はクラスの中に軋轢を生ませない為にしょうがないと言えばしょうがない選択なんだが。
「また、随分と思い切った真似をしたな」
「うん。その……桜子さんとかも何か感じてたみたいだったし」
「……そうか」
自分と仲のいい円と美砂の2人が魔法に関わっているのだ。それをいつまでも続けろと言うのが無理な話だったんだろう。
いや、逆に持ち前の豪運を発揮して魔法世界のゴタゴタが一段落した今だからこそ……という可能性もあるか。
「それで、アクセル君が葉加瀬さんに頼みたい事って?」
「あー、そうだな。お前も墓守人の宮殿で俺の乗ってる機体を見たと思うが」
「うん。小太郎君とか格好良いって騒いでたよね」
……まぁ、小太郎らしいと言えばらしいが。
「実はあの機体は俺の操縦に付いて来られなくなってきていてな。今新しい機体を作ってるんだが……それにお前から預かったグレートグランドマスターキーを組み込もうと思ってる訳だ。で、科学と魔法の融合になる以上は茶々丸の開発経験のある葉加瀬に協力して貰おうかと思ってな」
「……え? グレートグランドマスターキーを組み込
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