キラーパンサーに転生
10洞窟で練習します
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して、あたしはずいぶん相手の邪魔をするのが上手くなりました!
「ふう……。なかなかやるわね、モモ!」
「ニャー!」
ベラさんこそ!
妖精さんは戦うのが得意じゃないっていうし、こんなに手こずるとはあたしも思わなかったよ!
ベラさんは、すごいね!
「ベラさん、ありがとうございます!モモは、すごいですね!ほんとに、かしこいんですね!」
「ミャー!」
やった、またドーラちゃんに褒められちゃった!
あたしの賢さも、これできっとかなりわかってもらえたね!
これだけ練習すれば、きっと大丈夫!
パパさんの邪魔をして、パパさんの前でドーラちゃんが魔物を倒せるね!
まだパパさんの邪魔に成功したわけではないけど、それなりの達成感を感じながら洞窟を進み続けて、途中で変なおじさんにも会ったけどそれもドーラちゃんが上手くやりすごしてくれて。
あのおじさんが相手なら戦ってもきっと勝てたけど、ゲームでも戦う相手じゃないもんね!
変な人だからって、やたらとケンカを売るようなことしたらダメだよね!
あたしたちは、そんな悪い子じゃないもんね!
無事に盗賊のカギの技法を見つけて、ドーラちゃんが覚えます。
「ドーラ……。大丈夫、よね……?」
ベラさんが、なんだか心配してるけど。
ベラさんから見たらドーラちゃんは賢くたってただの子供なんだから、ちゃんと覚えられたか心配する気持ちもわかるけど。
でもここまでのことを考えたらベラさんよりずっとしっかりしてるのは間違いないんだから、なにも心配しなくても大丈夫なのに。
「もちろん、だいじょうぶです!ちゃんと、おぼえました!これで、こおりのやかたに、はいれますね!」
あんなにそそっかしいベラさんにこんな風に心配されちゃって、ドーラちゃんだって怒ってもおかしくないと思うけど。
それでも怒らないなんて、やっぱりドーラちゃんは優しいね!
ベラさんもぶつぶつ言いながら、なんとか納得したみたいだし。
「それじゃ、いよいよ!こおりのやかたに、しゅっぱつですね!」
「そうね!よーし、頑張ろー!」
「おー!」
「ニャー!」
なんだかいろいろあったけど、ここにきた目的はフルートを取り戻して春を呼んでもらうことだもんね!
短い時間でもあたしたちもまたちょっと強くなったし、頑張ってお仕事しようね!
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