キラーパンサーに転生
9雪原を通って洞窟へ
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村の外に出て、ドワーフさんの洞窟を目指して雪原を歩いて。
「モモ、だいじょうぶですか?つめたく、ないですか?」
「ニャー」
うん、大丈夫!
もちろん足は冷たいけど、ドーラちゃんがいろいろ着せてくれたおかげで、体はあったかいし!
雪の上ほどではなくても、いつも歩いてる地面だってそれなりに冷たいんだから、これくらいならまだ大丈夫!
だからあたしのことは心配しなくてもいいからね、ドーラちゃん!
ドーラちゃんに答えるあたしの前で、ベラさんが震えてます。
「ううー……寒いわね!急ぎましょう、風邪引いちゃうわ!」
やっぱり、妖精さんでも寒いんだ。
あたしも今は大丈夫だけど、あんまり時間をかけたらやっぱり寒くなってきちゃいそうだし。
あたしも戦ってみせたり、ドーラちゃんのお願いのための練習をしたり、あんまり時間がかかることは、ここではできないかな?
ドーラちゃんはなにも言わなかったけど、あたしが気付くようなことならドーラちゃんだってきっと気付いてるわけで。
ブーメランを使って、あたしやベラさんが手を出すまでもなく、どんどん敵を倒して進んでいきます。
うん、敵ならドワーフさんの洞窟でも出るからね!
そこなら少しはあったかいだろうし、ドーラちゃんが倒してくれてる間にあたしのレベルもまた少しは上がるだろうし!
あたしの活躍は、それからでも十分だね!
ドーラちゃんの活躍で、あっという間に洞窟について。
あたしの体についた雪もドーラちゃんが払ってくれて、冷えた足にはホイミをかけてくれます。
ケガしてたわけじゃないんだけど。
なんだろう、血行がよくなったっていうの?
感覚が鈍くなってたのが、楽になったような気がする!
ありがとう、ドーラちゃん!
ベラさんはドーラちゃんが強いのにびっくりしたみたいで、そんなことをドーラちゃんとお話ししてます。
あたしはゲームを知ってるから、ドーラちゃんが戦うのを見たのは初めてでも、たぶん強いんだろうってわかってたけど。
それでもこんなに可愛いドーラちゃんがあんなに強いだなんて、実際に見たらやっぱりびっくりしたからね!
なにも知らないベラさんが見たら驚くのは、当たり前だよね!
「わたしが、ぜんぶ、たおせればいいんですけど。フルートをとったひとが、すごくつよかったら、わたしひとりじゃダメかもしれませんから。このどうくつなら、そとよりは、さむくないし。ベラさんと、モモにも、ためしに、たたかってもらいますけど。いいですか?」
「もちろんよ!そのために、ついてきたんだから!剣は使えないし、杖で殴っても、ドーラほど強くはないけど。魔法が使えるし、攻撃を避けるのは得意だから!役に立って見せるわ!」
ド
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