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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第38話 バルトマンの過去(前編)
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なった後、家系は断絶して血筋もいないとされている。その家も今や歴史に刻まれているだけって聞きましたけど………もしかしてゲーハルトも………」
「ええ。お父様はあの話が大好きでしたから。『ログスバインとゲーハルトの伝説』………バルトもそれを知っていたからゲーハルトと名乗っているのよ」
「裏切りの忠義の騎士ですね………」

「裏切りの忠義の騎士?それって矛盾しているんじゃ………」
「いいえフェイトさん、間違っていないわ。彼の生き方がそう言える生き方なのよ………」

そんなカリムの言葉にフェイト達4人はそろって首をかしげた。

「………取り敢えずその話は後や。続きの話を聞いてええか?」
「ええ、続きを話すわね………」


















「あ、あの………バルトさん………」
「うるせえ、話しかけるな。………しかしバカスカ撃ってくるな。………だが何故奴等は魔法を使ってこないんだ?普通に魔法の方が簡単に殺れるだろうに………」
「あの………」
「黙ってろっての!!」

激しい銃撃の中、バルトはカリムを庇うように後ろに待機させ、逃げたカウンターの横から辺りの様子を見ていた。

「ボルティックランサー!!」

展開した雷の槍が近づいてきた男の肩を貫く。

「うぐっ!?」
「デルタ4、下がれ!!試作のAMF下でこれほどの魔法を………想像以上の手練だ!!デルタ3は後退と同時に援軍を要請してくれ」
「わ、分かりました!!」

そうして何とか敵を近づかせないようにしていたバルト。しかし敵の攻撃で中々動くことが出来ないでいた。

(1人ならどうにでもやりようはあるが………)

ふと後ろで何も喋らない様に口を塞ぐカリムを見てそう思ったが、その考えは直ぐに消え去った。

(別に何かの義理があるわけじゃねえが何かの縁だ………それに良い家の娘っぽいし、もしかしたらこの世界を抜け出すのに役に立つかも知れねえ………)

そう思いながら一旦射撃が終わった敵の方を確認する。

(現在敵は3人。増援が来る前にやるか………!!)

そう決めた後のバルトの行動は早かった。
カリムに何も言わず飛び出すバルト。

「来たぞ撃て!!」

リーダーの合図で銃を構える敵3人。

「遅えよ!!」

それに対し、バルトは相手が構えるより前に目の前にいる敵に自身の斧を投擲。

「がっ!?」
「デルタ5!?」

斧は真っ直ぐ構えた敵に直撃。斬るというより、大きな斧の質量で押しつぶした形で男は倒れた。

「この………あがっ!?」
「死ね!!」

そして更にもう一方の敵の目の前まで移動していたバルト。
敵の顔を掴み、高電力の電気を直接流した。

「デルタ6!!こ
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