水上家の謎とクッキー。
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「ひぃっ!!」
「じゃ、お前らの驕りで。」
「よっしゃー奢りだぜ♪」
「そんなにお金無いよ〜」
「待てっ逃げるな!」
夜空は、もうダッシュでバックを取り教室から出ていった。
「待てっ私は先輩たちにおごって貰うんだ!!」
「強烈だな。」
「頑張るね♪でもあの二人の足の早さは神が降臨してるよ♪」
「ああ、あいつらの足の早さは凄い。だが、俺は近道をする。」
あいつらが行きそうな道は予想できる。
俺は隣のフェンスを超え、山道に入った。
「食べ物の恨みは恐ろしいね。」
「はい、先輩をここまで本気にさせるとは・・・」
「はぁ、はぁ、降りきったかな?」
「ど、どうだろう。」
「甘いな。」
「えっ?」
「逃げるよ!夜空!」
「逃がしません!先輩には絶対に奢ってもらいます!」
「囲まれた!」
「もう、降参だね。」
「まだだよ!」
夜空はフェンスの上を飛び越え、走っていった。
「あそこまでするか?普通。」
「しないね・・・」
「要はアホですね」
「私でもそこまではしないよ。」
・・・・落ちかかっている夕日は、夜空の得意気な顔が浮かんでいるようだった。
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