暁 〜小説投稿サイト〜
とある星の力を使いし者
第117話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
次の日の朝。
ゆっくりと麻生は眼を開ける。
最初に入ってきたのは、床に寝ている上条とベットに寝転がっているインデックスだ。
カーテンの隙間からは、微妙に朝日が差し込んでいる。
時計を見ると、七時三〇分。
麻生の起床生活を見ると、早起きな方だ。
もう一度寝直すつもりだったが、妙に眼が冴えてしまい寝る事ができない。
ゆっくりと立ち上がり、洗面所に行き顔を洗う。
そこで完全に目が覚めた麻生は、リビングに戻る。
上条とインデックスは未だに寝いている。
起こす理由もないので、麻生は放置しようと考えた時、ぐぅ〜〜、という音が聞こえた。
その音は麻生のお腹から聞えた。

(腹の音なんて久しぶりに聞いたな。
 ・・・・・・・面倒くさいが朝ごはんを作るか。)

そうと決まれば、朝食の準備を開始する。
まずは冷蔵庫を開けて、材料を確認する。
昨日、五和が買い溜めていたのか、材料には困らないようだ。
それ以外にも調理器具など一式と設備も整っていた。
それを確認した麻生は、米をといで、炊飯器にセットして米を炊く。
麻生は他人が作る料理に対してよほどの物でない限りは、文句は言わないようにしている。
しかし、自分の料理になると別だ。
一切の妥協はしない。
自分の求める味などができないと、何度もやり直す。
包丁とまな板を洗い、キュウリとキャベツを取り出し、これも洗う。
キャベツは人数分だけ、めくっていく。
きゅうりは小口切り、キャベツはひと口大に切る。
次にちりめんじゃこを熱湯をかけて水気をきる。
キュウリとキャベツとちりめんじゃこを食品用ポリ袋に入れ、ぽんずを加えてもみ、しばらく置いて味をなじませる。
これで、きゅうりとキャベツのぽんず漬けができあがる。
別の料理の仕込みを開始する。
ほうれん草を洗い、2cm長さに切る。
次に卵をボールの中に割って入れ、はざっと溶きほぐし、みりんと水小さじを加え混ぜる。
フライパンにサラダ油を熱し、バターを加え、先程切ったほうれん草を中火でさっと炒める。
卵を流し入れて大きく混ぜ、半熟状になったら、しょうゆを鍋肌から回し入れる。
皿に盛りつける、ほうれん草と卵のふんわり焼きが完成する。
大根、にんじん、セロリ、ベーコンは細切りにする。
生しいたけは軸を切って薄切りにする。
鍋にサラダ油を熱し、先程切った野菜をさっと炒め、トマトジュースと本つゆと水を加え、あくを取りながら四〜五分煮る。
野菜とベーコンの和風トマトスープが完成する。
納豆を取り出し、器に納豆を入れ、ちりめんじゃこと白ごまをふり、よくかき混ぜる。
その際に、大豆しょうゆとみりんと酢を加える。
これでじゃこ納豆の完成だ。
缶に入ったパイナップルを取り出す。
普通は缶切りで開けるのだが、麻生は能力を使い、一
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ