魔法先生ネギま!
0453話
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そういう風に会話をしていると、唐突にレモンが何らかのレポート用紙を渡してくる。
「これは?」
「ほら、アクセルがブルーコスモスのテロに遭う前に話してたでしょ。グロウセイヴァーに代わる新型機に関してのレポートよ。……まぁ、レポートというよりは新型機に使えそうなアイディアを纏めた物って所なんだけど。今朝言ったでしょ?」
「……あぁ、そう言えば。色々あって忘れてたな。……T-LINKフレームに関してはどうなったんだ?」
レポートを受け取りながら、主にそちらの作業に関わっていたマリューへと視線を向ける。
「試験的に作るのは成功したわ。ただ、性能としては前もって予想していたよりも妙に高くなってるのよね。恐らくT-LINKシステムを鋳込んだのが理由だと思うけど。取りあえずスペック的には問題無いから量産を始めているわ」
「現段階で素材の生産中って事は、機体が完成するのはもう暫く先……か」
「……誰かさんがテロに巻き込まれて無ければ、今頃は機体の骨組みくらいは出来上がってたと思うんだけどね」
レモンの微妙に責めるような言葉に苦笑を浮かべ、ブルーコスモスで思い出す。
「あぁ、そうそう。ブルーマーズ計画で使う為に連合軍から旧式でもいいから宇宙戦艦を接収してくれ。……いや、多少は金を払った方がいいか? まぁ、その辺は交渉する奴に任せる。俺の希望としてはコーネリアス級か……それが無理ならマルセイユV世級だな」
コーネリアス級というのは200mオーバーの補給艦で、アークエンジェルと同時期に建造された連合軍としては最新鋭と言ってもいい補給艦だ。後者のマルセイユV世級に関しては、アレだ。SEEDの1話でヘリオポリスにガンダムのパイロットを運んできた艦と言えば分かりやすいだろう。旧式の補給艦だが、ブルーマーズ計画で使うには十分すぎる性能を持っている筈だ。
「そう、ね。その辺は問題無いと思うわ。特に大西洋連邦はブルーコスモスの一斉逮捕で色々とゴタゴタしてるから狙い目かもね」
「……なるほど。ブルーコスモスの件で突けばロゴス辺りなら最新型をポンと寄こしてくるかもな。まぁ、あっちの世界では他の星から魔力を運んでくる為に幾ら宇宙艦があってもありすぎるという事は無いからな。よろしく頼む」
「任せておいて。内助の功って奴を見せて上げるわ」
レモンの頼もしい笑みを見ながら、早速渡されたレポートへと目を通す。
そこでまず一番最初に目に付いたのは多機能統一型兵装バインダーのヒュドラだ。左右の肩に3つずつのバインダーを装備するという内容なのだが、そのバインダーが凄い。バインダー1つにつきフレキシブルスラスターとしても使える4つのスラスターに、機能が限定されたテスラ・ドライブ。流線型のバインダーの先端にはグレイプニルの糸が1つに、
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