試作
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とまともなスペカが使えねぇぞ!特にマスタースパークなんか暴発して自爆しかねない。
「くそっ、ならこれでどうだ!”マジックミサイル”」
氷弾の隙間を縫うように右、左と避けながら左右にビットを発現させて二つの緑色の光弾を放つ。それらはまっすぐチルノに向かって飛んでいく。
しかし・・・
「甘いよ!」
チルノの前で二つの光弾が凍り付いて砕け散る。以前、夜桜の散る場所で散々手こずったあの弾幕を氷結させる能力だ。
厄介だぜ、星屑系は凍らされちまう。かといってレーザーは出力不足でイリュージョンレーザーが単発で撃てるぐらいか。 普段ミニ八卦路に頼りすぎていたせいか今の魔理沙には強力な魔法が…スペルカードが何一つ使えなかった。
「魔理沙が苦戦してるわ、やっぱりあたいったら最強ね!」
チルノは魔理沙が一度しか反撃してこないから調子に乗ってホーミング弾と固定弾を同時に放つ。
魔理沙は元々当たらない固定弾を無視して真後ろにジャンプした、するとホーミング弾が魔理沙を追いかけるように集まり、一列に重なった。
今だ!
「”イリュージョンレーザー”」
左右のビットを手前に集中させて一列になった氷弾をレーザーで打ち落とす。良かった、チルノがレーザーは凍らせられないことを覚えていて。
でも肝心のチルノにはレーザーはかすりもせずに通り過ぎた。
「やるじゃん魔理沙、ならこれはどう?氷符”アイシクルフォール”」
余裕の表情でチルノはスペルカードを取り出した。ここで冒頭に戻る。
「それそれそれそれ〜!」
チルノの放つ氷弾は一度左右に広がり、そして横から挟み込むように襲ってくる。初めて対処したときはチルノの目の前のスペースが氷弾がかすりもせず、がら空きだったんだが今では学習したのかチルノは通常弾幕を五つほど放っていて近づくことができない。
弾幕は火力(パワー)だぜ、頭を使うのは得意じゃないんだが…今は考えて戦う時だな。
「天儀”オーレリーズソーラーシステム”発動」
魔理沙は自分の前と後ろにさらに二つのビットを発現させた。そして合計四つのビットが魔理沙の周囲を浮遊して魔理沙に直撃する氷弾だけにぶつけて打ち落としていく、それでも複数の氷弾が魔理沙の服をかすめていき、切り傷が増えていく、さらにチルノは狙ってはいないのだろうが、氷弾で周囲の気温を下げていた。そのせいで、ただでさえ走り続けている魔理沙の体力を容赦なく奪っていく。
「魔理沙避けてばっかりじゃん!!つまんない〜、もう、しかも全然当たんないし!ならこれよ…雪符”ダイヤモンドブリザード”」
チルノは苛立ってきたのか、弾幕の量を一気に増やした。チルノの周囲で小さな爆発を起こしながら無数の氷弾を生み出していく、そして魔理沙とチルノの視界が完璧に氷弾幕で
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