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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第183話】
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のでな」
言ってる途中で連絡が入ったのか、ラウラはそう告げると洗面所へと入り、鍵をかけた。
「……何か、重要な連絡なのかな?」
「ん〜、この辺りはわからないが……。 言える内容ならラウラも喋るだろ?」
「それもそっか。 ……ふふっ」
軽く微笑すると共に、洗面所の方へと視線を送るシャル。
「……シャル?」
「ふぇ? ……な、何?」
「……そのさ、何かあったのか? ……さっきの……だが」
言って、俺もさっきのシャルとのキスを思い出し、顔が赤く染まる。
一方のシャルも、思い出したかの様にその白い肌を赤く染め上げた。
「…………」
「…………」
お互い沈黙したままの状態で少し時間が流れると、シャルが口を開いた。
「……んと、ね? ……今朝、ちょっと嫌な夢見ちゃってね。 ……フランス代表になれず、そのまま牢屋に入っちゃう夢……」
きゅっと握り拳を作るシャル――そんなシャルを見た俺は。
「……シャル?」
「ふぇ?――きゃっ!? ひ、ひる……と……?」
シャルに声をかけると共に、握り拳を作った腕を強引に引っ張り寄せ、腕の中に収まる様に抱き締める。
自分でも大胆な方法をとったと思うのだが、それ以上にシャルの不安な気持ちを少しでも和らぐ事が出来ればという想いが勝った。
「……安心しろって、そうならない為に俺は時間がある時に色んな方法を探してるんだ。 ……いざとなったら、フランス政府を敵に回してでもシャルを救出するしな」
「…………ぁ」
腕の中のシャルは、か細い声をあげると共に、見上げるように顔をあげた。
それに応える様に笑顔で返すと、表情を見せないように小さく頷く。
「まあ俺に任せなよ。 シャルが不安な気持ちになったときはいつでもハグするしな?」
「……ぅん、ありがとう……えへへ」
照れくさそうに笑顔を向けるシャルの頭を撫でると、そのまま解放する――と。
「……ヒルト? 僕……ヒルトのそういう所凄く好きだよ? ……だからね、さっきも言ったけど……。 ヒルトに何されても……大丈夫だから……」
「う……そ、そっか……。 ……俺の理性が飛んだとき、襲うかもしれないが文句いうなよ? 俺だって男なんだ……あんな風に迫られて我慢できるほど人間出来てないんだし……な」
「……ぅんっ」
照れながらも笑顔で力強く返事をするシャルに、俺は視線を逸らす――と、ちょうど電話を終えたラウラが嬉々とした声をあげて洗面所から出てきた。
「ヒルト! シャルロット! 喜べ、明日の予定だがシャルロットと同じく日曜日に変更になっ
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