キラーパンサーに転生
7妖精さんを探しに
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いかなあ、まだ。
……でも、実際にやってみればわかることだから!
今はまだ、はっきりわかってもらえてなくても、大丈夫だよね!
ドーラちゃんのお願いに早く応えて見せたくて、早く妖精さんがこないかなあと思ってた、ある日のこと。
サンチョさんがまな板の行方をドーラちゃんに聞いてきたので、その日は朝からお出かけすることになりました!
ひさしぶりに、ドーラちゃんといっぱい遊べる!
近くにいられるだけでもあたしは嬉しいからよかったけど、やっぱり遊んでもらえるならもっと嬉しいからね!
ケモノの子供としては、やっぱり体がうずうずしちゃうところ、あるんだよね!
ドーラちゃんはイタズラをしてる妖精のベラさんの居場所を知ってるんだから、すぐにベラさんのところに行くのかな?
この村でも妖精さんの世界でもドーラちゃんと一緒には違いないから、あたしはどっちでもいいけどね!
ドーラちゃんはのんびりお散歩しながら村を見て回ることにしたようなので、あたしも急がずにドーラちゃんの周りを跳ね回りながらついていきます。
ドーラちゃんがたくさん話しかけて撫でてくれるので、あたしはずっとのどをゴロゴロ鳴らしながら、ドーラちゃんが歩きにくくなるのも構わずにたくさんじゃれつきます。
ドーラちゃんが嫌がったらやめようと思ってたけど、全然そんなことなくて全部受け止めてくれるから。
やっぱりついつい、甘えたくなっちゃうんだよね。
……大丈夫!
遊んじゃダメなときは、ちゃんとするから!
そうやってゆっくり進みながら、妖精さんのイタズラを確認するみたいに村を歩き回って。
「いたずらっこのようせいさんが、いるかもしれないんですよー?モモも、さがしてくださいねー?」
「ニャー」
あれ、もしかしてドーラちゃん、ベラさんのいる場所、忘れちゃってたの?
大丈夫、あたしちゃんと覚えてるから!
あたしが、連れて行ってあげるね!
ドーラちゃんのお洋服を軽くくわえて、引っ張ります。
「ミャー」
こっち、こっち!
ついてきて、ドーラちゃん!
「……え?みつけたんですか?ようせいさん?」
「ニャー!」
うん、知ってたんだけどね!
わかるから、大丈夫だから、ついてきて!
「モモは、すごいですねー!ついていくから、つれていってください!」
「ニャッ!」
やった、褒められちゃった!
あたしはお話しできないのに、それでもちゃんとわかってくれるなんて、さすがドーラちゃんだね!
あたしもちゃんと、案内してあげなくちゃ!
調子に乗りすぎて一人で走って行くなんて、そんなバカなケモノみたいなことはしないんだからね!
途中で何度も立ち止ま
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