キラーパンサーに転生
7妖精さんを探しに
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ーラちゃんのためにあたしになにかできることがないか考えてたら、ドーラちゃんが。
「モモ。この前、村に帰ってくるときに、魔物が何度も出たけど。お父さんが全部倒しちゃったの、覚えてる?」
「ミャア!」
もちろん!
あたしは賢いベビーパンサーだからね、ちゃんと見てたから覚えてるよ!
ドーラちゃんのパパ、すごく強かったよね!
「お父さんは、私にも戦わせてくれるって言ったんだけど。私を魔物に近付けるのが怖いみたいで、勝手に体が動いちゃうみたいなの」
「フニャ……」
そうなんだ。
ドーラちゃんが心配だからかな?
心配すぎて、魔物にも近付けたくないくらいなの?
うーん、でもそれだと、パパさんの前でドーラちゃんが戦うのは難しいよね。
パパさん、強いし。
「私が魔物を倒してるところを一回でも見てもらって、私がちゃんと戦えるって、魔物に近付いても大丈夫なんだって、わかってもらえればいいと思うんだけどね。お父さんが強すぎて、私一人じゃできないの」
「フニャ……フニャ」
ふんふん。
ちょっと話が見えてきたよ!
それを、あたしがお手伝いすればいいんだね!
……なにすればいいの?
あたしが参加しても、パパさんのほうが早いのは変わらないんじゃ。
この前だって戦えるようなら戦おうと思ってたのに、全然無理だったし。
「だからモモには、お父さんの撹乱……って、わかんないよね。お父さんの、邪魔をして欲しいんだ。魔物が出たときに、お父さんがすぐに攻撃できないように。私が先に攻撃して倒せるように、時間を稼いで欲しいの」
「フニャ、フニャ」
なるほど、そういう風にお手伝いすればいいんだね!
撹乱、わかるよ!
だってあたし、元は人間だったんだから!
パパさんを力でおさえるのは絶対に無理だけど、足元で動き回って邪魔するくらいなら、あたしでもできるね!
パパさんほどではないけど、あたしも素早さにはちょっと自信あるしね!
「練習もしないでいきなりやろうとしてもきっと失敗しちゃうし、やろうとして失敗したらその後は警戒されて余計に成功させにくくなると思うから。お父さんが見てない時の戦いで練習してから、実際にやってみようと思うんだけど。お手伝いしてくれる?」
「ニャア!」
もちろん、いいよ!
あたしは、ドーラちゃんを助けてあげたいんだから!
あたしにできることなら、なんでもやるよ!
このあとは妖精さんの世界に行くはずだから、そこで練習できるもんね!
「……モモ。もしかして、わかった?今の」
「ニャア!」
もちろん!
だって元は人間だからね!
ベビーパンサーとしてはかなり賢いってわかってもらえたと思うけど、やっぱりここまでとは思わな
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