本編 第一部
三章 「真心の隣に友情はあったりする」
第十五話「授業風景『数遊び』」
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てそのときがくるまで自分の心にしっかりしまっておくからだ」
そして、そのあと決まって彼は、顔を赤くしてこういう。
「白川先生には、わたしが一番教師として悩んでいた時期に目の覚めるような発言をくれた。わたしは、いつごろかあの小さい子供のような数学教師に憧れとなにかこう胸のたかなりを感じるようになってしまった。私の夢は、科学者として彼女の尊敬に値する者になること、そしたらそのときは・・・・・・」
五十嵐先生はいつもここで夢見るように話がとまる。理科の五十嵐先生はこのときだけは普段と別人だという。もっともこんな話はめったに生徒には口に出さない。五十嵐先生がこんなことを話す時は決まって本当に悩んでる生徒と会話する機会があったときだ。そのとき意外は、可愛い女子をおいまわし「少年よ志なんかより恋をしろ」とどこまでもセクハラな先生だったりする。
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