第一章 平凡な日常
22、不幸少年は不運少女に助けられる
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
おっす。
夏休み真っ最中の要だぜ。
いつも通り、家でクーラーかけて涼んでるんだが、なんだか一人多いんだよなぁ。
言わなくてもわかるだろうが、
「やっぱお前んちって涼しいな」
「何でお前がいるんだよ、銀」
コイツだ。
朝起きたときにはすでにガンガンかかってて、風邪引くかと思ったぜ。
電気代とかバカになんねぇだろ。
「ま、それを払うのはお前だから自己責任なんだけどな」
「うっ……」
自業自得だバカたれ。
お前なんか風邪引いて熱だして寝こんじまえ。
「あ、そうだ。今日なんの日だか知ってるか?」
「え、何? お前の誕生日?」
「死ね」
ガスッ
「いでっ! 何すんだよ!」
「ちげぇだろがよ。REBORNの話だ」
そこで、“ああ、なるほど”という顔になる銀。
このやろ、マジで質問の意味わかってなかったのかよ。
「えーっと確か、入江正一か?」
「正解。てことで行くぜ」
「え? オレも行くの?」
「嫌なら別に、家でクーラーをガンガンつけてたって構わないんだぜ? どうせ払うのはお前なんだしな」
「行かせていただきます」
ったく、すぐに土下座しやがって。
プライドとかねぇのか?
「て言うか、この格好で?」
銀が、自分の服装を指して言う。
今更ながらに、銀の普段の格好を紹介しよう。
市丸ギン(虚圏ver)の格好に白い翼。
以上。
「自前のブレスはどうしたよ」
「あ、そっか」
ブレスを取り出し操作すると、どこにでもいそうな男子高校生みたいな格好になった。
いやぁ、雲雀と市丸ギンを混ぜたような奴がこういう格好してると……違和感だな。
†‡†‡†‡†‡†‡
「いやぁ、近所というか隣人ながら、うるさいなぁ」
玄関を出たとたん、聞こえてきたのは爆発音。
おおかた、ランボと言う名の牛ガキが暴れてるんだろうけどな。
さって、入江正一はっと……いたいた。
案の定、TEL中だ。
「リボーンさんがランボにドカーンだよ!!
!?
ドカーンと買ってない!!」
………間近で聞くと、うるさいな。
原作読んだときは“かわいそー”とか思ってたけど、こーして見るとめっさ笑える。
爆笑していい?
「お前、性格悪いな」
「ん、そうか?」
「コラ!」
「お、沢田が来た」
沢田が来たので、自分家の塀の陰に身を潜める。
このポジションなら、向こうから見えなくてもこっちからは見える。
見ること数分。
ランボが10年バズーカを打ち、ビアンキがロメオと間違え銃を乱射、
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ