第十五話
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りというのを止めてくれ・・・」
普通に、妹から人外扱いされているようで傷つく・・・
ええ、確かに俺は人外ですよ?でも、傷つくものなのです・・・
「あ、じゃあその騎士の人は私達で抑えようか?」
「調べの提案に賛成デス!あれを使えば私達にも出来マス!」
「あー・・・じゃあ、よろしく頼んだ」
そんな感じで会話をしていたら、学校に着いた。
物陰とかから俺に対して恨みがましい視線が向かってくるが・・・生徒会権限で全員に罰を与えてやろうか・・・一応、立ち入り禁止のところにもいるし、問題ないよな?
◇◆◇◆◇
「おはよー」
「「「チェストォ!」」」
「またかよ」
あの後、立ち入り禁止エリアにいた連中に軽く注意をして教室に向かい、ドアを開けると同時にクラスの三馬鹿が突っ込んできた。
とりあえず、いつものようにドアを閉め、そこに激突させてから再度開く。
「相変わらず学習しないね・・・このドアが壊れたら始末書書かせるからな?」
「横暴だ!原因はオマエにあるというのに!」
「そうだ!毎日毎日あんな綺麗どころに囲まれて登校しやがって!」
「よって、この行為は正当なものである!」
「うん、全然正当じゃないからな?むしろ俺被害者だからな?そして、姉弟(兄妹)と一緒に登校する事のどこがおかしいんだ?」
まあ、この三人のこの行動についてはかなり前から繰り返されてきたことだ。
個人的には愛すべきバカだと思うのだが、クラスの女子から挟めた目で見られている。
だって、その綺麗どころのうち二人がいる教室であんなことを大声で言うんだぞ?中々いない面白いやつらだと思うんだが。
「くそ・・・今までならともかく、エリカさんが転校してきたことで護堂があの状態になった以上、もう我慢の限界だ!」
「知らねえよ・・・ってか、今日もか・・・」
俺は呆れながら窓側の教室の角を見る。
そこには、困ったようにしている一人の男子、草薙護堂と、その少年にいちゃついている金髪の美少女、エリカ・ブランデッリ。今、二つの意味合いで俺に頭痛を与えている二人組みだ。
「はあ・・・まあいいや。エリカは何回言っても無駄みたいだし。最初にあんな宣言をするくらいだし」
「確かに、アレは驚かされましたね・・・」
「うん。でも、一瞬クラスの空気が固まったのは面白かった」
気がつけば、思い出しているのか軽く苦笑しているアテと、淡々と語りながらも楽しそうにしているマリーがいた。
まあ、中々聞けるもんじゃないしな、『婚約者宣言』なんて。
「ところで・・・明日は予定通りに?」
「ああ、朝にも言ってたけど、予定通りで行くよ」
「じゃあ、私は話してたところにいれば?」
「そこで待ってて
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