第22話
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たのもそれが白龍皇の力だとドライグに聞いていたからそれも良い。だが、何故オレから奪った分以上の小宇宙を発しているのかが分からない。まさか、オレの小宇宙を吸収したことで知覚出来る様になったのが原因で小宇宙に目覚めたのか!?
「これが小宇宙の力。すごい、すごいぞ!!この力ならどんな奴が相手でも敵じゃない!!」
更に小宇宙が膨れ上がる。オレよりでかいぞ。だけど、退くわけにはいかない。
「うおおおおおおおっ!!」
オレも小宇宙を限界まで燃やし、赤龍帝の篭手で倍加する。そしてヴァーリに向かって突撃する。
「ふっ、遅いな赤龍帝」
「なっ!?」
目の前に居たヴァーリがいつの間にか背後に居た。こいつ、小宇宙を完璧には扱えてねえが、莫大な小宇宙を用いて強引に力を得てやがる。
繰り出された蹴りを赤龍帝の篭手で受け止めるが、そのまま耐えきれずに校舎に叩き付けられる。
「ぐぅ、大丈夫かドライグ」
『なんとかな。だが、今のは危なかった』
今の蹴りによって赤龍帝の篭手に罅が入っていた。力の差はここまであるのかよ。瓦礫を押しのけて立ち上がる。ヤバいな、腕も折れてやがる。小宇宙で補って無理矢理動かすしかないか。
「どうした赤龍帝。もっと俺を楽しませろ」
どうにかして廬山百竜覇を叩き込めれば少しは状況が変わるんだろうけどな。そんな隙はないのでそのまま同じ様に殴り掛かりにいく。先程よりも小宇宙を燃やし、ヴァーリよりも大きくする。
「楽しいな、赤龍帝。やはり戦っているときこそ生きていると実感出来る」
「うるせぇ!!生きてる実感なんて戦わなくたってあるんだよ。そんなに戦いたいなら双葉にでもケンカを売ってろ!!」
『BoostBoostBoost』
身体の限界を超えて小宇宙に倍化を施してヴァーリを殴りとばす。くそっ、限界が近づいて来た。
「大丈夫ですか!?」
「ギャスパーか」
ギャスパーが近づいて来たようだが、双葉の姿が見えない。だけど、これで何とかなるかもしれない。
「ギャスパー、頼みがある」
「何ですか?」
「ヴァーリを一瞬だけでも良い。何とか止めてくれ」
殴りとばしたヴァーリが再びこちらに駆け出して来るのが見えていたのでオレもヴァーリに向かって駆ける。再び光速での殴り合いが始まる。
「ああ、もうとっととくたばれよ。ペガサス流星拳!!」
限界を超えた小宇宙に身体が耐えきれなくなっているが、殺されるよりはマシだ。そして隙をつかれてまたもやヴァーリに殴りとばされる。今度はガードが一切間に合わず、肋骨が折れたのが分かる。オレもあいつみたいに禁手化出来れば。
何とか立ち上がった所でヴァーリの動きが止まる。
「急いで下さい!!そんなに持たない」
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