第22話
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れたばかりの!?
「赤子に無理矢理神器を使わせているのか」
「それがどうした。私達の役に立つのだ。むしろ喜んで差し出すべきだろうが」
なんて自分勝手な意見なのだろう。僕の怒りに比例する様に小宇宙が大きくなっていく。
「それでその子が死ぬのは理解しているのだな」
「当たり前だろうが。だからこそ、移植の準備も整えている。死んでしまってはまた誰かの元に行ってしまうからな。そんな勿体ないこと出来ないからな」
そんなことさせない。僕の様にあの子にも幸せになれる権利がある。だから、僕が助けてあげるんだ。双葉さんが僕を救ってくれた様に僕が。
今まで、自分の意志で外した事の無い目を覆う布を取り外し、停止世界の邪眼を発動させる。暴走を恐れるな。自分の力を、小宇宙の力を信じるんだ。
止まっている世界が更に強力な力によって止まる。僕の視界に映る全てが止まる。停止世界の邪眼を持っている赤ちゃんも止まり、それによって止まっていた世界が動き出す。ヴァンパイアの力を使って、一匹のコウモリに全体を見させた状態で赤ちゃんを抱きかかえる。そして僕が巻いていた布をその赤ちゃんに巻いてあげる。これで大丈夫なはずだ。
「双葉さん、僕、僕、やれました!!」
「ええ、良く出来ましたよギャスパー。もう貴方が停止世界の邪眼を暴走させる事は無いでしょう。貴方はもう一人前です」
「はい!!」
「では戻りまsy、っ!?イッセー!?」
「何ですか!?この莫大な小宇宙は!?」
あの場に居た僕達以外に小宇宙を発していた人の小宇宙が膨れ上がったと思ったら急に半分に減って、それ以上の小宇宙を発する人が現れた。
「くっ、ギャスパー、ここで、今度は誰だ!?」
目の前の空間が歪み、黒くてかわいいゴスロリを着た女の子が現れる。ただ、その身体から放たれる膨大な力に押される。
「我、オーフィス。お前、仲間になれ」
オーフィス!?それって無限の龍神じゃあ!?なんでこんな所に。
「ギャスパー、千草、貴方達を跳ばします。向こうは任せましたよ!!」
気づいた時には先程の会談の部屋に跳ばされていた。双葉さんの小宇宙は感じられなくなりましたが、グラウンドの方ではまだ戦闘が起こっているみたいです。
「千草さん、この子をお願いします。僕は部長達の所に行きます」
「分かりました。頑張って下さいね」
赤ちゃんを千草さんに預け、小宇宙を燃やして走り出す。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「「「「「イッセー(先輩)(君)!?」」」」」
「ぐぅ、ヴァ、ヴァーリ、お前」
部長を守る為に良いのを一発貰って鋼鉄聖衣が砕け散ったのはこの際置いておいても良い。オレの小宇宙が半減し
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