第22話
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れて来た聖衣の中に千草に合う物があってな。それから急に目覚めた。彫刻室座、聖衣の修理を手助けしてくれる聖衣だ」
「それよりも双葉、貴方私の下僕を連れ回して」
「ああ、忘れていた。これを返しておこう」
そう言って双葉が紅い僧侶の駒を部長に投げ渡す。
「これ、私が使った異変の駒じゃない!?」
「あの、それが原因で、僕の停止世界の邪眼の力が強まってコントロールが難しくなったって。だから普通に扱える様になるまでは返しておけって」
「おいおい、転生悪魔を元に戻すとかどれだけチートなんだよ」
アザゼルさんが頭をかきながらやってくる。
「で、どうするよ?そっちのハーフじゃない奴が原因なのは分かってるが」
「しばらくは待機していれば良い。アザゼルも分かるんじゃないのか?ここまで用意周到な準備をしているんだ。この次は」
「まあ、堂々と宣戦布告だろうな。誰が来る事やら?」
「まとめて吹き飛ばすという案もあるのだがな。ギャスパーが出来れば停止世界の邪眼を持っている者に会いたいというのでな。無理矢理利用されているのならそれを助けてあげたいと」
「ふ〜ん、相手が何処に居るかも分からないのにか?」
「分かるさ。全ては小宇宙が教えてくれる。そして場所さえ分かれば私に飛べない場所など無い」
「分かった。ヴァーリ、お前はさっきも言った通り、囮だ。白龍皇が出て来たとなれば、連中も黙ってみていられないだろうからな」
「俺がここに居る事は、あっちも想定済みじゃないのか?」
「それでもお前が出る事に意味があるんだよ。時間を稼げ、倒しちまっても問題無い」
「了解」
ヴァーリが窓へと近づいていき、白い翼が展開され、そして小さく呟く
「禁手化」
『Vanishaing Dragon Balance Breaker!!』
音声が響き、白いオーラがヴァーリを包む。そして白いオーラの中から白い輝きを持つ鎧を身に纏ったヴァーリが現れる。
あれが赤龍帝のライバルである白龍皇の力か。オレよりも上の存在。アレに勝たなければ、オレに未来は無い。
「では、私達は停止世界の邪眼持ちの方に行きます。処理が終わり次第、こちらに戻って来ます。ギャスパー、千草、行きますよ」
「「はい!!」」
「アナザー・ディメンション!!」
おなじみになった技で何処かへと跳んでいく双葉達を見送る。それと同時に転移の魔法陣が浮かび上がる。オレは部長達を守れる位置に移動して構える。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「っ!?何故此所が!?」
双葉さんに連れられて跳んだ先には不気味なローブを着た魔法使い達と、泣いている赤ちゃんが居た。まさか、産ま
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