第22話
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てしまえば魔王様達と同格としてこの場に居るのだ。それを耳打ちして何とか抑えてもらう。
「全員が揃った所で、会談の前提条件を一つ。ここに居る者は、最重要禁則事項である『神の不在』を認知している」
『神の不在』か。オレにはあんまり関係ないんだけどな。
「では、それを認知しているとして話を進める」
そして会談が始まり30分が経過した。先程から専門用語が多過ぎてあまり理解出来なかったが、とりあえず聖書に記された神が死んだ事でその神が残したシステムに色々とバグが生じ、アーシアの様に掬われない者が現れたりしている事だけは分かった。
「さて、そろそろオレ達以外に世界に影響を与えそうな奴らに意見を聞こうか。まずは白龍皇、ヴァーリ、お前は世界をどうする?」
「俺は強い奴と戦えれば良い」
コカビエルみたいな戦闘狂か。めんどうな。
「だろうな。赤龍帝、お前はどうする」
「愛する者と平和に暮らす。それを邪魔するなら誰が相手でも戦うだけです。たとえそれが魔王様達であろうと堕天使の総督であろうと天使であろうと、聖闘士であろうと」
オレの意思は変わらないさ。ただそれだけだ。
「ほ〜う、それは宣戦布告か?」
「邪魔をするなら」
「良い啖呵だ。おもしろい。最後、双子座の双葉」
「我々聖闘士は地上の愛と平和の為に戦っている。個人間での私闘ならともかく、戦争があるのならそれに介入するまでだ」
「つまりは冥界での戦争には関与しないと?」
「そう捉えてもらっても構わない。ただ、少しでも地上に飛び火しそうなら話は変わってくる」
「なるほど。それが聖闘士の総意か。なら、個人では何か無いのか?」
「何も起こらないのならワインを作って平凡に暮らすさ。戦いは嫌いだからな」
「個人でも争いを求めずか。なr」
嫌な予感がして小宇宙を全開まで燃やす。双葉達も同じタイミングで小宇宙を燃やしていた。そして時間の停まった世界にオレは居た。動けないのは朱乃さんに小猫ちゃん、レイナーレとゼノヴィアか。
「双葉の言っていた奴らか」
「そのようだな」
双葉がギャスパーと千草を連れてこちらにやって来た。
「これって停止世界の邪眼だよな?」
「ああ、だがギャスパーの物ではない。見ての通り目を覆っているからな。停止世界の邪眼はそれだけで封じる事の出来る物だ。気になるのはこの範囲の広さだ。新校舎全体をカバーしている。それも敵味方を識別した上でだ。なんらかのブーストを得ているのは間違いないな」
話を聞きながら、先日ミカエルさんに施してもらった収納の魔法陣から鋼鉄聖衣を取り出して装着していく。
「そうなんだ。それにしても千草、小宇宙に目覚めたんだな」
「ああ、アザゼルから贈ら
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