第21話
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ギャスパー・ヴラディ。私が保護した者です」
そこからミルたん達にギャスパーの事情を話すとそれはもう見事な男泣きを見せてくれました。
「そんな恐怖と一人で戦っていたなんてぇ〜、もう安心すると良いにょ。ミルたん達も味方になってあげるにょ」
やはりミルたん達は頼もしいですね。ギャスパーもミルたん達の真直ぐな心に警戒を解いてくれた様です。
「それではギャスパーも今日からは一緒に小宇宙を習得してもらいます。これを習得すればおそらくは停止世界の邪眼も抑えれる様になるはずです」
「小宇宙ですか?」
「小宇宙はこの世界の真理であり、誰にでもある可能性です。ただの人間であるイッセーが4人の悪魔と、部長達と相打ちになれる位に強くなる事も出来る物です」
「そうだにょ。ミルたんも小宇宙を扱える様になってからどんどん強くなって来たにょ。おかげでテロリスト達から子供達を救えて嬉しいにょ。それに小宇宙を扱える様になると視界を封じられても普通に生活出来たりもするんだにょ。戦う力は要らないとしてもそっちの方は覚えておいて損は無いにょ」
「そうなんですか?」
「ええ、私位になると五感の全てを封じられても普通に生活出来ます。まあ、戦闘能力の方はかなり低下しますが、それでも上級悪魔の100や200なら問題ありませんね」
部長クラスが100や200来ても全然相手になりませんしね。青銅クラスだったイッセーと相打ちですから。サーゼクスさん達魔王も黄金聖闘士の中堅陣と戦えれば良い方です。正直言って私の場合、黄金聖衣を着ていれば防御する必要すらありません。レヴィアたんも氷結系の技を使う様ですが、絶対零度の鬪技を身につけてもいないでしょう。氷結系は得意な方ですから私には効かないですし。その程度で魔王を名乗れるのなら3大勢力全てを敵に回しても私一人で十分ですね。
「おっと、その前に」
あまり見せるわけにはいかないので世界の時間を止めてからギャスパーの時間を操作します。体内から悪魔の駒を抜き出してアナザー・ディメンションの異空間に収納しておきます。これではぐれ悪魔認定を施される事は無いでしょう。後で部長には返しておきましょう。
「さて、それでは簡単な座学から始めましょう」
「はい」
素直でよろしい。イッセーは座学が嫌いでしたから簡単な事しか教えていませんが、ギャスパーはどうでしょうね?
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