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ハイスクールG×D 黄金に導かれし龍
第19話
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なっているはずでしょう。必須とまでは行かないが出来ると足場を気にしないで済む様になる。こんな風にな」

そう言ってからプールの中央まで水面を歩いた後、帰りは空中を歩いて戻る。

「足場がしっかりと有るのと無いのでは技の威力にも関わってくる。イッセーは空中を駆ける事は出来ても踏ん張る事は出来ないのだろう?これのせいでコカビエルにも苦戦したはずだ」

「ぐっ、言い返せない」

「ここでぶっちゃけた話をしよう。今回の会談、どう転んでも大きな戦いは起きる」

「「なっ!?」」

「トップ陣は確かに戦争は望んでいない。だが、下はどうだ?特に親や恋人を失った者達からすれば、あるいはコカビエルの様に戦う事しか頭に無い奴からすれば停戦などもっての他だ。火種は既にあるのが現状だ。それに対応する為に三大勢力が手を組むだろうが、状況は悪くなるだろう。明確な敵が分からずに戦わなければならないのだからな」

「背中にも気をつけなければならないのか」

「だからこそ私に要請が入った。聖闘士として平和を乱す者達と戦う様にと。完全なる部外者なら背中を気にせずに戦う事が出来るからな。それとトップ陣が信用を置く小数しか味方はいない物と思えば良い。私もそろそろイッセーの仮の使い魔を辞めて独自に動かなければならないからな。あまり修行にも付き合えなくなる。だが今のイッセーはまだまだ力不足だ。出来るだけ気にはかけるが、最悪も有り得る。私を安心させて欲しい」

「……分かったよ。足に集中させれば良いんだよな」

「薄く伸ばす様に。純粋なままの小宇宙の紙を作る様に。イッセー、多過ぎです。抑えて。木場は少ない上に鋭過ぎます。剣の腹をイメージして固めて」

「簡単に言うけど、結構難しいよ」

「よっ、ほっ、こんなもんか?」

さすがに先日から小宇宙を扱う様になった木場はぎりぎり水面に立っている状態ですが、イッセーは普通に歩く位は出来る様ですね。

「イッセーはそこから戦闘時の小宇宙まで少しずつ燃やして。急に上げると水面が爆発するから」

「分かった。ふっ、うおっ!?」

足場に使う以上の小宇宙を込めてしまったイッセーの足下が爆発してプールへと沈んで行きました。木場も一緒に。

「戦闘時の様に莫大な小宇宙を燃やそうとすると全体的に小宇宙が上がり、足場に必要な分以上の小宇宙が集るとそうなる」

「ぷはっ、じゃあどうすれば良いんだよ」

水面から顔を出したイッセーが水を払いながら怒鳴ってくる。

「簡単な話でしょう足場に使う分と戦闘に使う分を別々にすれば良いだけだ。小宇宙を複数燃やすだけだ。コツとしてはお前が部長達を倒した時の両手を使った流星拳の感覚が一番近いな」

分かり易い様に右手に炎を、左手に氷を出して見せる。

「これは
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