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蘇生してチート手に入れたのに執事になりました
過去が未来を壊さないで下さい
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権利、いや、ここに立つ権利もありません・・・・だから・・・・」
その言葉に更に真が触発され、真が身を前に出す。
「・・・抹殺するっツ!」
「過去が未来を壊さないで下さいッツ!」
二人の叫びが重なり合い、臨界点に達する。
真の拳が突如、光だし、人外の力を持って、すさまじい速度で、その拳が明に繰り出され・・・・、
「ウオッォオおっぉおおぉぉぉぉおぉぉぉぉぉ!」
宏助が覇気と共に、思い切り、怒り、周りが見えていない真を殴りつけた。
「・・・ぐはぁっつ!」
そのまま真は、思い切り後ろの壁に飛んでゆく。
「総長っつ!」
「・・・・・・これが・・・・伊島宏助・・・・。」
二人の死神から一気に殺意が漏れ出すが、このさい気にしない。
「ふぅう。全く、迷惑な奴だ。」
「過去ほど迷惑なものはないです。思い出したくないと忘れるのに、突然フワっと出てきて本人を苦しめる。でも、過去は確かに必要です。同じ過ちを繰り返さないために。ただし、それはそれで、過去が勝手に本人の全てを奪っていくときもある。過去とはその本人の意思の持ちようで、強くなる道にも、弱くなる道にも転がる諸刃の刃。しかし、私と麗はその一歩を前へと踏み出した!もう過去が私達の前に現れることは無いはずです!過去は過去!未来は未来!貴方はここにはいてはいけない存在なんです!私のためにも、麗のためにも、ここにいる多くのSPの方々のためにも!」
「・・・・!」
『オオオオおお!』
麗が無言で感銘を受けたように小さく頷き、それにSP達の騒がしい同意が続く。
「てめぇら。調子に乗らせておけば・・・・。」
「ここは・・・・・やるしかない。」
「ああ・・・そうだな。気にいらねぇが。」
「それは・・・・・お互い様。」
死神二人が何か話し合っていたかと思うと、自分の持っている武器を突然掲げる。
「・・・・!?」
宏助は少し首を傾げる。しかし、既にこちらは攻撃体制だ。
「SP分析班は離れて指示だしっツ!戦闘班は三手に別れ、右翼、左翼、正面から叩くっツ!いいか、相手は死神、侮るなっつ!」
『おおおおお!』
麗が驚くべき立ち直りの早さで、迅速な指示出しを行う。
「主に、射撃で敵を狙え!接近戦を仕掛けるな!あの武器は何か特殊なものだっつ!」
「よくわかってるじゃねぇか。流石は長の、元恋人。」
「・・・・・やろう。」
「分かってるよ。」
「全員配置につけぇ!用意の合図で一斉射撃っツ!」
ガチャガチャガチャ
全員がいつも身に付けている拳銃を出し、射撃体勢に入る。宏助はとりあえず、
(あの射撃で奴らがくたばるとは思わない。真もさっきの拳ではまだダウンは厳しい。と、なるとやはり射撃で相手が怯んだタイミングで出るしかないな。)
そんな心構えで、その射撃の様子を見守ろうとした宏助だが・・・・

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