暁 〜小説投稿サイト〜
気まぐれな吹雪
第一章 平凡な日常
番外2、学力と性格は紙一重?
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
って思うときがある。

初めて会ったあの日から、何か他とは違う何かがある気がしてた。

「何で要ってそんな頭いいんだ?」

と、山本がみんなの疑問をぶつけた。

すると霜月さんは、何か自嘲するように笑った。

「西条考古学院って、知ってるか?」

「「西条考古学院?」」

「初めて聞きましたが」

「知ってるぞ。世界でも指折りの、超難関校だ」

聞きなれない言葉だったけど、どうやらリボーンは知ってるみたいだった。

「オレ、前はそこに通ってたんだ」

「「なっ!?」」

「進学校からですか?」

え、ちょっと待って。

その難関校に通ってたって言ったの?

じゃあそこって小学校なのかな?

いやでも、世界でも指折りの、ってことは、そんなんじゃないよな?

どういうこと?

「そんじゃ、オレは帰るな」

そう言って、霜月さんはアクビをした。

さっきまで寝てたのにまだ眠いんだ……。

眠そうな霜月さんが、部屋のドアノブに手をかけたときだった。

「待て」

リボーンが呼び止めた。

なんだか、重たい嫌な空気になる。

「何故あの問題が解けた? あれは大学レベルの問題だ。それに、そんな所にいながら、何故並盛に来た? お前は本当に中学生か?」

「ちょっリボーン!?」

「ツナは黙ってろ」

はあ!?

意味がわかんないんだけど!

あの問題が大学レベル?

て言うか、霜月さんが、本当に中学生かなんて、その質問が意味わかんないよ!?

山本もやちるちゃんも、同じように不思議そうな顔をしていた。

「何故問題が解けたか。それは自分で言っただろ? 『世界でも指折りの、超難関校だ』。そこに通ってたんだぜ? 解けない方がおかしいだろ」

ニヤリと笑いながら答える霜月さん。

確かに難関校に通っていれば頭がいいのは納得なんだけど、それとあの問題と、どう関係するんだろう。

「だったら尚更だ。どうして並盛に来た」

さらに追い討ちをかけるようにリボーンが問いかける。

確かにそうだ。

並中なんて言うところよりも、もっとちゃんとした進学校に行けたはずなのに。

「理事会に追い出された」

『は!?』

「追い出されたんだよ。オレの学力を恐れた理事長によってな」

理事会に追い出された?

ダメだ、もう頭が追い付いていかないよ。

そんなことをグルグルと考えているうちに、霜月さんは帰ってしまった。

「ちなみに、オレは正真正銘中学生だ」

その一言だけを残して。



†‡†‡†‡†‡†‡



「なぁリボーン。あれどう言うことだよ」

風呂から出たあと、部屋のハンモックに
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ