第一章 平凡な日常
番外2、学力と性格は紙一重?
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って思うときがある。
初めて会ったあの日から、何か他とは違う何かがある気がしてた。
「何で要ってそんな頭いいんだ?」
と、山本がみんなの疑問をぶつけた。
すると霜月さんは、何か自嘲するように笑った。
「西条考古学院って、知ってるか?」
「「西条考古学院?」」
「初めて聞きましたが」
「知ってるぞ。世界でも指折りの、超難関校だ」
聞きなれない言葉だったけど、どうやらリボーンは知ってるみたいだった。
「オレ、前はそこに通ってたんだ」
「「なっ!?」」
「進学校からですか?」
え、ちょっと待って。
その難関校に通ってたって言ったの?
じゃあそこって小学校なのかな?
いやでも、世界でも指折りの、ってことは、そんなんじゃないよな?
どういうこと?
「そんじゃ、オレは帰るな」
そう言って、霜月さんはアクビをした。
さっきまで寝てたのにまだ眠いんだ……。
眠そうな霜月さんが、部屋のドアノブに手をかけたときだった。
「待て」
リボーンが呼び止めた。
なんだか、重たい嫌な空気になる。
「何故あの問題が解けた? あれは大学レベルの問題だ。それに、そんな所にいながら、何故並盛に来た? お前は本当に中学生か?」
「ちょっリボーン!?」
「ツナは黙ってろ」
はあ!?
意味がわかんないんだけど!
あの問題が大学レベル?
て言うか、霜月さんが、本当に中学生かなんて、その質問が意味わかんないよ!?
山本もやちるちゃんも、同じように不思議そうな顔をしていた。
「何故問題が解けたか。それは自分で言っただろ? 『世界でも指折りの、超難関校だ』。そこに通ってたんだぜ? 解けない方がおかしいだろ」
ニヤリと笑いながら答える霜月さん。
確かに難関校に通っていれば頭がいいのは納得なんだけど、それとあの問題と、どう関係するんだろう。
「だったら尚更だ。どうして並盛に来た」
さらに追い討ちをかけるようにリボーンが問いかける。
確かにそうだ。
並中なんて言うところよりも、もっとちゃんとした進学校に行けたはずなのに。
「理事会に追い出された」
『は!?』
「追い出されたんだよ。オレの学力を恐れた理事長によってな」
理事会に追い出された?
ダメだ、もう頭が追い付いていかないよ。
そんなことをグルグルと考えているうちに、霜月さんは帰ってしまった。
「ちなみに、オレは正真正銘中学生だ」
その一言だけを残して。
†‡†‡†‡†‡†‡
「なぁリボーン。あれどう言うことだよ」
風呂から出たあと、部屋のハンモックに
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