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Angel Beats! the after story
物足りない何か
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謝罪をしたおかげでコブラツイストからは解放されたが逆効果だったらしく…
「いきなり、胸を揉みたい!って叫ぶなんてどうかしてますよ。このこと友達に言っちゃいますよ変態先、輩」
「それだけは勘弁してください」

俺は床にめり込む勢いで土下座をする。
それを見たユイに冷たい目で見られてしまった。
俺の土下座が通用しないなんて…
絶望だった、近所の大人の言葉で『ボウズ、困ったらすぐ土下座しろそうすれば全て解決する』という言葉を聞き実行してきた。だが今になって効かないとわ…


少し経ち…

「はぁ〜わかりました。今回だけですよ許すのわ。」
その言葉は神のお言葉に近いと、この時俺は思った。
「ありがとな」
「これからは気をつけてくださいね」

無事、仲直りをしたが結局お礼はされず逆にお詫びに俺が飯を奢ることになってしまったがユイと色々話すことができた。好きな歌手や番組、スポーツ(特に野球が好きらしい)だが俺が1番驚いたことはプロレスが好きということだ。


笑顔で「4の字固めと腕ひしぎ十字固めのどっちが強いんですかね?」と聞かれた時は流石に鳥肌が立ったが結局俺は「腕ひしぎ十字固めじゃないか。」とノリノリで答えてしまった。共通の話題が二つもあるということですぐに息があってしまいそれからはちょくちょく会って話したり、買い物の荷物持ちにされたり、カラオケに行ったり(めちゃくちゃうまかったのを覚えている)


そんなおもしろ楽しい日々が続き、あの物足りなさが徐々に満たされていくのを感じながら過ごしていった、そんな雨降りのある日、俺にとって最高で最悪な日になるのであった…








今日もユイに呼ばれ普段から使用している待ち合わせ場所で傘をさしながら待っていると、こっちに向かってくる人がいた、目視できるところまできたらそれが誰か分かった。
「自分から呼び出しておいて遅れんなよ。」と軽く小突くと
「すみません、お母さんの手伝いをしてまして…」
「じゃあ、しょうがねぇ〜な」
そういい歩きだす。
俺もお袋を大切にしているからそんなユイを責めることなんてできやしない。

俺は歩きながら聞く。
「今日は何をするんだ?」
「今日は母の日のプレゼントを決めに行くつもりです。」
忘れていた、あと1週間ちょいすれば母の日だったな、ユイの目的に便乗し俺もお袋にプレゼントを買おうと思う。

色んなお店が中に並んでいるショッピングモールに着き、中に入るとたくさんの店が母の日のキャンペーンで賑わっている。
「ユイは何をプレゼントするつもりなんだ?」
俺がそう聞いたら、ユイは少し悩む仕草を
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