DAO:ジ・アリス・レプリカ〜神々の饗宴〜
第十話
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なぁ、教えてくれよ」
「いいですよ。……六門属性は、確かに『得意な属性』を決めますが、別に自分の六門属性ではない属性の術を取得してもいいわけです。まぁ、自分の階梯より下の階梯と決まっているのですが……。リーリュウは風属性の使い手ですが、土属性の有形魔術も得意です。しかし、コクトさんはそれだけではない。……彼の属性は完全に物理に傾いているのにもかかわらず、水属性と風属性の複合属性……すなわちは《吹雪属性》をほぼ完ぺきに操ります。彼は前衛だけでなく、後衛まで果たせてしまうんですよ」
「すげぇ……あ、だからさっき『後方支援』って言ってたのか」
「そうですね。……そろそろ終点です。残念。特に何も起こりませんでしたね」
見れば、恐らく《縛鎖の城》最奥部と思われる建造物の遺跡が見えてきた。
「畜生め……今回のMVPはカズか……」
「うわ、リーリュウ!?」
いつの間にかセモンの横にリーリュウ。
「おーい、みんな、おいてくぞ――――!」
「待ってくださーい!」
カズに答えるハクガ。
「さて、急ぎましょうか」
「おう!」
「不本意だがな」
セモン達は先行するカズとコクトの元へと足を速めた。
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