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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 あるお盆の物語 H
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の炎のせいでこの辺りには妖怪がいないし、ひとつしかないよな。」
「じゃのう。となると、作戦も一つのみか。しかたない、光也には少々無茶をしてもらうとしようかのう」
「すまんな・・・俺がしっかりと管理をしていなかったばかりに・・・」
「そう思うなら、白夜は今回、これ以上の失敗禁止な。」
一輝は神相手に少々無茶なことを言いつつ、飛んできた火の玉を避ける。
当然のことだが、相手がこうして話している間に攻撃してこない道理はない。
ここまでの会話も、飛んでくる火の玉を避けながらのものだ。
「やけに身のこなしがよいな・・・人間。貴様らの名を教えよ。」
「面倒だな・・・どこに教える義理がある!」
「神の攻撃をここまでかわし、我に二太刀刻んだものたちだ。気になって当然であろう?」
どこまでも自分中心な考えにうんざりしながら、三人は名乗りを上げる。
「寺西一輝。
白澤
(
れいじゅう
)
殺しで、家の名すら失った半端者。」
「犬神慈吾朗。
牛頭天王
(
れいじゅう
)
殺しの、現犬神家頭首じゃ。」
「夜刀神白夜。
武鳥夷
(
れいじゅう
)
殺しの、現夜刀神家党首。」
そして、三人が名乗ったことで、神も名乗る。
「では我も名乗りを上げようか!我が名はカグツチ!日ノ本の火の神よ!」
こうして四つ目の、最も大きな戦いが、始まった。
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