魔法先生ネギま!
0452話
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しているグリだったが頭を撫でてやると落ち着いたのか喉を鳴らして喜んでいる。
「グアアアァァ」
グリを知っている茶々丸、そしてグリフィンドラゴンというネギま世界特有のモンスターを知っているエヴァ以外の皆は全員が唖然としてグリへと視線を向けている。
「とまぁ、こいつが俺の召喚獣のグリフィンドラゴンのグリだ」
そう話しながらステータスを表示すると、150近くもSPが減っている。
……減りすぎだろう、幾ら何でも。
「ついでに俺の特技をもう一つ見せておくか」
呟き、殆どの連中の視線がグリに向かっているのを見ながら人差し指を立てる。
「生命ノ宴」
その言葉を呟くのと同時に、人差し指が生身の肉体から白炎へと変化して数十匹の蝶の炎獣が産み出され、それらが縦横無尽に体育館内を飛び回る。
「……え? 何だ、あの蝶」
グリに目を奪われていた技術班の者達も、次第に自分達の周囲を飛び回っている純白の炎で構成された蝶に気が付き始める。
「よし、全員我に返ったな。お前達が今見ているのは俺の特殊能力で作られた炎獣という存在だ」
「……蝶なのに炎獣なんですか?」
「あー、そうだな。炎獣というのは生命ノ宴という俺の能力で生み出されたものの総称みたいな感じだな。例えば……」
再び生命ノ宴を使い、鳥、犬、ペガサス、虎、ハーピーといったものを作り出していく。
「これら全部が炎獣と言う訳だ」
俺の作り出した炎獣が、体育館内を縦横無尽に飛び回り、走り回る。
「ほう、これがお前の固有能力か。茶々丸に闇の魔法の暴走を乗り切ったと聞いてはいたが……」
空を跳んでいる鳥の炎獣を見ながらエヴァが感心したように呟く。
「まぁ、そんな具合だ。後は炎系の魔法限定だが詠唱無しで連続して使えるようになったくらいだな」
「混沌精霊、か。ぼーやも闇の魔法を使うようになったらしいし……今更だが妙な所で妙な物が流行ってるものだ」
「そう言いつつも、自分の産みだした闇の魔法を受け継いでくれる人が現れて嬉しいマスターでした」
「……ふん」
「グアアァァァ」
「っと、悪い。ほら、帰ってもいいぞ」
どこか居心地が悪そうにしているグリを魔法陣を使って魔法世界へと戻す。
「あ、隊長! もう少し見てたかったのに!」
そう言って来る技術班を抑える為に空間倉庫から大量の魔法発動体である初心者用の杖と同じく初心者用の教本を取り出す。
「ほら、これをやるから大人しくしろ。この本を読んで勉強すれば魔法を使えるようになるぞ」
「マジですか!? ……って、その玩具の杖は?」
「これは魔法発動体だ。これがないと魔法を発動出来ない」
「え? でもアクセル隊長は何も使ってないのに魔法を使ってたじゃ
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