魔法先生ネギま!
0452話
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しを送られる。
「アクセル隊長、その混沌精霊になった姿ってのを見せて下さい!」
「……いや、この状態でも混沌精霊と言ってもいいんだがな」
「アクセルさん、異形化の状態を見せてはどうでしょうか?」
「そう! 俺達もその異形化ってのが見たいです!」
茶々丸の言葉に賛成した技術班の面々や、昨日の麻帆良で俺の異形化の状態をその目で見たマリューを羨ましく思ったのかレモンやコーネリアにまで見たいと言われてはさすがに見せない訳にもいかず……
「分かった」
パチンッと指を鳴らしたその瞬間、俺の全身が一瞬で炎に包まれて側頭部と額から真上へと角が伸び、後頭部からは側頭部の下を通るようにして前方へと角が延びる。背中には魔力によって羽が形成され、腰には竜尾がこちらも羽同様に魔力によって形成される。
『うおおおおおおおおお!』
技術班の面々が狂喜染みた叫びを上げ、俺のこの姿を初めて見たレモンとコーネリア、そして昨日見たマリューは苦笑を浮かべて俺を眺め、エザリアは唖然として目を見開き、ムウは面白そうな目でこちらを見て、イザークは呆れたように溜息を吐き、エキドナはどこか戸惑ったように俺の方へと視線を向けていた。
「ちなみに先程アクセルが言ったナギ・スプリングフィールド杯に関してだが、こいつはそこで大魔王という通り名を貰ったらしいぞ」
「大魔王! いや、確かに今のアクセル隊長にはこれ以上ない通称かもしれませんね」
技術班の1人が納得出来るとばかりに頷く。
「大魔王様らしい魔法を見せてくれよ」
ムウのその冷やかしに、集まってきた殆どの者達が期待の籠もった視線を俺へと向ける。
「あー、この世界だと魔法を使うにも魔力の消費がかなり大きい上に、どういう理由かは知らないが毎回消費魔力が違うんだが……」
呟きつつも、ステータスのSPへと視線を向けると既にそこには先程の『火よ灯れ』で消費したSPは全快している。
「まぁ、いいか。じゃあそうだな……」
何の魔法を使うか、そう思った時に墓守人の宮殿でフェイトに言われた事を思い出す。確か……ふむ、可能か。
「ちょっと場所を空けろ。とびっきりの魔法を見せてやるからな」
俺の言葉を聞き、周囲の者達は距離を取る。それを確認してから呪文を紡ぐ。
『我と盟約を結びし者よ、契約に従いその姿を現せ!』
次の瞬間、俺の背後に巨大な魔法陣が展開されてそこからグリフィンドラゴンのグリが姿を現す。
「ガアアァァァァァアッ!」
下半身が竜、上半身が鷲。異形化したアクセルと同様に後頭部から前方方向へと角が伸びており、その背にあるのは鷲の翼と竜の羽が1対ずつ生えている。
「よく来たな」
戦闘で呼ばれた訳ではないと知り、多少困惑を
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