魔法先生ネギま!
0452話
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「魔法の世界と付けるにしても、今はいいけど他の世界に転移した時にそこが魔法のある世界ならどうするんだ? 第1魔法世界とか第2魔法世界とか付けるのか? それよりも分かりやすいと思うんだがな」
「……はぁ、お前がそれでいいならもう文句は言わないさ。それよりもさっさと済ませるぞ」
呆れたように溜息を吐き、さっさと皆の前へと出て行くエヴァ。その後を付いていくようにして俺も皆の前に出る。
「あー、皆に心配を掛けたな。アクセル・アルマーだ。俺が転移した世界については既にある程度の情報を持ってる奴もいると思うが、改めて説明しておきたいと思う。あぁ、それと最後に土産もあるから期待していてくれ。まず、最初に言っておくと俺が転移した世界は魔法のある世界で間違い無い。そして俺も魔法使いになった訳だ」
既に殆どの人物は魔法のある世界だというのは理解しているのか、特に疑う様子も無く頷いている。その様子を見ながら人差し指を立て……
『火よ灯れ』
呪文を唱えて、人差し指の先端に炎を灯らせる。
『おおおおおおおおお』
魔法という物を初めて見た者達。特に技術班の面々は揃って驚きの声を上げながら俺の指へと視線を向けている。
ちなみに、ステータス画面を確認すると今回消費したSPは5だった。……その時々により消費SPが違うのは確定と思ってもいいだろう。
その様子に苦笑を浮かべながらも火を消して、次に隣に立っているエヴァへと視線を向ける。
「で、こっちの小さいのはエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。こう見えても600年以上を生きる真祖の吸血鬼だ」
さすがに真祖の吸血鬼というのは衝撃が強かったのか周囲はシン、と静まり返る。
「エヴァ」
「まぁ、引き受けたのは事実だからな。ふむ、だがここで『魔法の射手』というのも危険か。ならこれが良かろう。『氷楯』」
エヴァが魔法を発動させるのと同時に、円形の氷で出来た楯が姿を現す。これは確か、魔法の射手程度なら反射させる効果を持つ楯だったか。
「……エヴァ、魔力の消費はどうだ?」
「麻帆良ではないから魔力は最盛期だが、それでも洒落にならない程の消費だな」
軽く眉を顰めたエヴァの言葉により、魔力消費が激しいのは俺だけじゃないというのも確定だな。
「と、ご覧の通りだ。さて、早速だが俺が転移した魔法世界、通称ネギま世界で起こった出来事を簡単に説明していく」
そう言い、転移してからの出来事を順番に説明していくのだった。
魔法、気、魔物、魔法世界、魔族、悪魔等々。色々と技術班を初めとして皆が興奮していたが、やはり一番興奮したのは俺が一種の魔法生物へと生まれ変わった事だった。
そして1時間程で話が終わるや否や、技術班の面々に期待の籠もった眼差
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