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信念貫きし少年の軌跡
第4話
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なんせその技は・・・絶望への序章なんですから。

ーー絶望の追憶ーー

先ほどまで黒くて丸かった物体が泥を包み込む。
中でどうなってるかは・・・、

グシャ、ズシャ、ゴキゴキメキ

音で判断してください。

「さぁ・・・これで終わり、その身に絶望を抱きながら眠りなさい」

ーー終焉なき絶望ーー

泥を包んでいた状態から小さくなり、そのまま、

パキッ・・・

消えました。

「ふぅ・・・正体は分かりますかね?」
『さぁ?でもハルの勝ちよ!』
「・・・こんなもの、勝ちにすらなりませんよ」
『さ!龍斗の所に向かうわよ!』
「・・・そうですね」

キョウは喜びながら戦ってるでしょうし、龍斗の方へ向かいましょう。


そう思いながらボクは龍斗のところへ向かった。

<ハル Side end>
<キョウ Side>

何故だろうな・・・ハルに戦闘狂扱いされた気がする。

『当然だろう、マスターの反応を見たら誰だって思うぞ?』
「うるせぇ、ケル・・・俺だって戦う相手くらい選ぶさ」
『そういう問題ではないんだが』

さて、泥は・・・いた。
ん?あれは・・・確か、なのはだったか?
って事は横に居るのが鉄の騎士ヴィータか。
あ?鉄槌だったか。

「オイ、そこの・・・白い悪魔と鉄槌の幼女」
「悪魔じゃないの!?」
「誰が幼女だ!」
『喧嘩を売ってどうする・・・』

今ケルが人だったら間違いなく頭を抑えてんだろうな。
しらねぇが。

「って、あの時の」
「おお、覚えてたか」
「はい、えっと・・・」
「俺はキョウだ」
「キョウさん?」
「おう」

さて・・・この泥、面倒な事にならねぇうちに片付けるか。

「白い悪魔」
「だから悪魔じゃないの!?私にはなのはって名前が・・・」
「はぁ・・・じゃあなのは、今は泥がいる、喋るのは後だ、お前らはさっさと下がれ」
「え?」

何で意外そうな顔するんだよ・・・さっさと下がれってんだ。
面倒な。

「はぁ・・・あの泥は俺たちの専門分野だ、専門に任せとけ」
「で、でも・・・」
「そこの紅いやつは任せるみたいだぜ?」

とっとと逃げようとしてるからな。
まぁ・・・死ぬ訳にはいかないのと捕まる訳にはいかないからだろうがな。

「うぇ?!ヴィータちゃん!?」

どうやらなのはは気づいてなかったらしい。

「たく・・・さっさとあいつでも追ってな」
「で、でも・・・」
「だぁああああああ!!鬱陶しい!テメェがいて何ができんだ!アァ?足手まといはいらねぇんだよ!」
「は、はい!!」

はぁ・・・やっと行ったか。

『態々嫌われ役か?』
「ハッ、誰が・・・俺は根っからの嫌われ者だ、
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