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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第182話】
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ま、待ってたよヒルト? ……た、立ち話も何だし……中に入ってよ?」
「ん? チケット渡すだけなんだし、部屋に入らなくても――」
「そ、それは――。 そ、そうそう、ヒルトに見せたいものもあるからっ。 ほらっ、早く入って?」
自分の腕を絡ませるように俺の腕を取るシャルは、半ば強引に部屋へと入れられた。
頭をポリポリと書きつつ、部屋へと入ると――。
「あれ? ラウラは居ないのか?」
「え? ら、ラウラなら今シャワー浴びてるかな。 あはは……」
「……?」
何故か少し様子がおかしく見えるのは気のせいだろうか?
まあ、たまにはそんな時もあるかなぐらいにしか思わず、俺はポケットからチケットを取り出し。
「はい、シャル。 場所はわかるか?」
「え? ど、どうだろ……? 多分……わかる……かな?」
そんな曖昧な返事をしつつ、落ち着かなさそうにそわそわするシャル。
「わかるなら大丈夫だな。 ……まあ困ったら美冬と一緒にいけば良いしな、これが」
「そ、そうだね。 ……ひ、ヒルト? 今少しだけ大丈夫? ちょっとヒルトに用があるんだけど……」
何故か頬を朱色に染め、指をくっ付けてお願いしてくるシャル。
「ん? ……まあ少しだけなら……」
「そ、そっか。 ……じゃあ、そこのベッドに座って?」
そう指差したのは、シャルが使っているベッドだった。
ラウラのベッドとは違い、傍に女性ものの化粧品等がおかれていたのでわかった。
疑問を抱くこともせず、ベッドに座るとシャルは――。
「し、失礼します……」
「は? ――ちょ、ちょっとシャル!?」
ベッドに座った俺に、対面になるように膝の上に座るや首に腕を回すシャル。
いきなりの出来事に吃驚しつつ、シャルの顔の近さと制服越しに伝わる肌の柔らかさに心臓の鼓動が一気に加速していった。
そんなシャルも、やはり恥ずかしいのか視線を少し逸らしつつも――。
「い、いきなりごめんね? ……その、今朝ね? セシリアとヒルトが正門ゲート前に居たのを見て……」
「う? ……って事はもしかして、セシリアのあの挨拶を見たって事か……?」
「…………うん」
頷きつつそう言うと、ふぃっと軽く顔を横に向ける。
……やっぱり、誰かしら見てるんだなぁと改めて思っているとシャルが――。
「だ、だからね? ぼ、僕だってちゃんとヒルトにはいつも意識してもらいたい……。 前にも言ったと思うけど。 ……僕、ヒルトにだったら何されても……大丈夫だし、ヒルトが僕にして欲しいことがあれば何でもするよ……? ……えっちな事でも……」
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