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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第36箱 「今は春なんだけど、突然冬になるってあるんだね……」
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まさか、このらーめんまでって言われたら… がっこーで食い逃げ事件を起こしかねないからだ。

生徒会役員がそんな事しちゃ拙いし、めだかちゃんに凄く怒られそうだからだ。


「あははは!あたしは流石に中身の無い財布から出してって言わないよ〜〜♪」

「じゃあさ…中身がある時も少しはカンベンして…」
「あっ…右に同じ。」

善吉も…やっと会話に参加してた。

顔を引きつらせながら。 苦笑

「ん〜〜…どーしよっかなぁ〜〜♪ やっぱ、その日の気分?」

だ…そうだ。

だから、2人はこれからも止む事がなさそうだと思っていた。


「あ〜〜 それよかよ!」

そこに話しかけてきたのは日向だ。

「ああ…日向まだいたの。」

善吉痛烈な会心の一言を日向に喰らわせた!

「って いたわ! さっきからずっと!!さっきのやり取りも聞いてたわ!」

どうやらずっと 無視してたみたいでご立腹のようだ。

確かに無視され、存在を忘れられるのはとても辛い。


「んなことより、お前ら噂になってんだぜ? 入る気も無いくせにって、生徒会の『部活荒らし』だとよ。ちなみに、善吉だけみたいだけど、そう呼ばれてんの。」

「なんで?」

「劉一は一通り真面目にしてるし、何より、手伝ったり何なりしてるから、『荒らし』って言うより『ボランティア?』みたいなんだとよ。一日だけでも助かるんだと。部員達の能力向上とか、」

劉一はその事には身に覚えがある様だ。

特に 格闘技系の部活の部員に関してはちょこちょこ教えたりしていた。

それもあって、各部長さんたちに≪ウチに入れよ!≫って何度も言われたんだ。


「あははは… まあ 僕はどっちでも良いや。」


劉一はあまり気になってないようだった。

でも善吉は……。

「カッ…そのニックネームじゃ少し弱いな」

ちょっと不満アリのようだ。

そんな善吉を見た劉一は。

「不満ならさ? 「道場破りじゃ〜」とか「 強い奴でてこ〜〜い!」って言ったら 良いんじゃない?」

「それは嫌だ!」

善吉は劉一の提案に即答していた。

劉一自身も一応冗談のつもりだった様だ。

本気にしてたら……。逆にちょっと引いていた所だ。




そんな時…



「名前を売りたいのかい?人吉クン」

誰かが後ろから話しかけてきた。

「鹿屋…先輩…」

その顔、善吉はよく知ってるようだ。

でも 劉一はあまり知らないんだ。

どうやら 生徒会長の立候補の1人で選挙の時色々あったらしいけど。

でも大体は、 想像がつく… 相手はめだかちゃんだもん… 苦笑

「ちょいと 面貸し
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