第3話
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の存在に成り下がってんじゃねェぞ!テメェらに覚悟があるンならさっさと抵抗でもしやがれ!」
「ガッ!!」
「ハァ・・・もういいわ、死ね」
ザシュッ
「あれ?ちょっと撫でただけですよ?何で死にそうなんですか?おかしいなぁ・・・神からもらった能力はどうしました?普通なら不老不死だとか願ってそうですが・・・まぁ、不老不死でも殺す手段はいくらでもありますから・・・とっとと死にやがって下さい」
グチャ
「『君達』『まとめて皆殺し』『うん、これがいいよね』」
「た、助け・・・」
「『助けを求めたら』『助けがくると思った?』『甘ぇよ』『けどその甘さ・・・』『嫌いじゃないぜ?』『嘘だけど』」
グシャッズチュズチャ
理不尽までな暴力。
ゆえに災害以上に逆らう事ができぬ状態になる。
「『う〜ん』『どうやら君でラスト』『何か言い残す事は?』」
「・・・」
「『あれ?』『無視された?』『流石の僕でもそれは傷つくぜ?』」
「・・・お前達は、善か?悪か?」
「『ん?』『どっちかって?』『決まってるじゃないか!』『僕達は悪だよ』」
「そうか」
転生者の中で唯一反応が違った人物のみを残し、全てが消えた。
そして今、龍斗達は確かめている。
この人物が本当に消すべき対象かどうかを。
今まで問答無用で消していたが、全員必ず消滅させる訳ではない。
ここで断罪者の仕事を説明する。
一つは先ほどまで行っていた転生者の排除。
これは説明不要かもしれないが、世界という規格の中に入りきらないほど転生者(いぶつ)が入ってきた場合、その多すぎる内容を減らすために動く、それが一つ目の仕事。
神の中では数の調整といわれてる。
もう一つは同業者の選別。
断罪者も1人2人では対処できなくなってくる。
そのため、世界を移動するたびに何人かを同じ断罪者としてスカウトする事がある。
今龍斗が行おうとしているのがスカウトである。
「『君の心を覗かせてもらったよ』『うん』『君なら任せてもいいかもね』」
理由は心が他の転生者に比べ随分綺麗だったためだ。
ゆえに断罪者にしようと龍斗は考えた。
「・・・何をだ」
「『君は断罪者を知ってるかい?』」
「あぁ・・・断罪者に出会ったのなら諦めろとまで言われている、ゆえに諦めていた」
「『へぇ』『かなり潔いいね』『吃驚だよ』」
「龍斗、喋りを戻したらどうだ?」
「・・・それもそうだな」
龍斗自身怒っている状態を維持するのが面倒なのですぐに戻る。
「さて、で?断罪者へのスカウトな訳だが・・・受けるか?」
「フッ、拒否権などないのだろう?なら・・・構わんさ」
こうして交渉すらなかった断罪者へのスカウトは終了。
スカウトが終了すると、
「じゃあ
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