一幕 檻に自ら帰ったウサギ
1幕
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ローエンもやっぱり変だと思う?」
ヘリオボーグ研究所に入れるのは職員と、入場許可証を持った人間(エリーゼ含む親善使節など)だけだ。職員の家族でさえおいそれとは踏み込めない。
そんなヘリオボーグ研究所に、一介の女学生が、しかも最深部にいたなど、変事でなくて何だと言うのか。
「レイアさんもお気づきになりましたか」
「……ココって、最初は植物園みたいだって感じたけど、今はでっかい鳥籠みたいだなって。エレンピオスで産業植物を育てる場所。わたしもこっちに住んで初めて見たけど。何ていうか、人工的で効率的で」
「功利的、ですか」
レイアは肯き、ローエンと共に施設を見上げた。
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