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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
別世界よりJ
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叫びながらプサンに、天空の剣とリュカ等の冒険記録本を押し付ける様に渡し、悲鳴に誓い声で懇願し続ける。

「し、しかし…天空の剣を異世界へ飛ばしたとして、上手い具合に彼等の下へ届けられるとは限りませんが…」
「何言ってるんですか!星降る腕輪が吸い込まれた時は、上手い具合にお父さんへ直撃したでしょ!…今回ティミーさん達のパーティに、向こうの神様も居るのだから連絡を取り合って、上手くティミーさんの手元に剣を送ってくださいよ!」
泣き叫び、プサンはタジタジだ。

「ですが…この剣は、こちらの世界には必要不可欠な代物…万が一、あらぬ場所に送ってしまい、二度と回収出来なくなっては…」
「な…世界を救った伝説の勇者の命より、そんなどうでもいい剣1本の方が大切だと言うの!?」
天空の剣を送る事に渋るマスタードラゴンを見て、これまでにない程激怒したのはポピーだった。

「お前、何もしないでティミーが死んだら、絶対お前等天空人を滅ぼすぞ!勝手に巻き込んだのだから、皆が無事帰れる様に最大限に努力をしやがれ!」
目が血走っているポピーに襟首を締め上げられ、苦しそうに足掻くプサン。
「わ、分かりました…い、今からルビスに向けて思念を送ります…だ、だから…離してください…く、苦しい…」

プサンの呻きを聞き我に返るポピー。
普段はそう見せないが、誰よりも家族の事を大切に思っているのは彼女なのかもしれない。





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