別世界よりJ
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電が出来るのだが、ゴールドスフィアの方は天空城から送られる魔法力でのみ充電か可能。
そして天空城から魔法力を送る為、中継用に七色に輝く1メートル程のオーブを複数託されたポピー等…
このレインボーオーブに近付ける事によって、ゴールドスフィアにエネルギーが充電される仕組みになっている。
もしグランバニアが、天空人の技術を使い戦争などを起こした場合は、1度の警告の後オーブへの魔法力送信を打ち切るシステムだ。
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「なるほど…良く考えてありますなぁ…」
説明を聞き感心するオジロン。
「一部修正を要求する!」
しかし反対したのはポピー…
「『1度の警告の後』と言ったけど、悪用と判断するのはそっちでしょ!?一方的な言い掛かりに、国家を混乱させたくないわ…警告の後に会談をし、それでも悪用であると判断された場合にのみ、一時的に魔法力供給をストップする…と言うので手を打ちましょう!」
「一方的な言い掛かりとは失礼な!我ら天空人は、常に人々の事を思い考え、行動しております。そこを疑われるのは「テメーふざけんな!」
些か憤慨しながらのマスタードラゴンの反論…
しかしポピーはそれを遙かに上回る激怒で台詞を遮り、天空人…いやマスタードラゴンの浅はかさを、大声で主張し始めた。
「何が『常に人々の事を思い…』だ!何の相談もせず、勝手に我が国の絶大なる指導者を異世界へと連れ去ったクセに、『疑うな』と言うのはおこがましいゾ!リュカ陛下が居なくなって、どれだけの人々に迷惑がかかってると思う?下手したら内乱が起き、大勢の罪な気人々が死んでいたかもしれないんだぞ!そんとこ解ってんのか馬鹿!」
今回の事にはマスタードラゴンに大きな失点があり、そこを突かれると退かざるを得ない。
「わ、分かりました…では、警告をして共に話し合いの場を設け、その結果で判断する事に致します…」
この提案を受け入れた事により、リュカやポピーが健在中であれば間違いなく言いくるめられる事になる。
また未来においても、リュカの様な口の達者な者が存在すれば、圧倒的にグランバニアに有利な状況なのだ!
そんなポピーにとって大満足な状況の中、リュカの娘の1人であるリュリュの妹フレイが、その身体には大きすぎる剣と本を持って現れた。
「ヒ、ヒゲメガネさん!お願いします…今すぐにこの天空の剣を、異世界のティミーさんへ届けてあげてください!」
「ど、どうしたのフレイ…いきなり入ってきて?」
驚くリュリュ…
「異世界の状況を読んでいたら、ティミーさんが武器を失ってしまったんです!それなのに大魔王の下へ進んで行っちゃって…大魔王と戦うのに、武器がないなんて危険ですよ!でもティミーさんの専用剣があれば、みんなも守れるだろうし、何よりティミーさんが………」
フレイは泣き
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