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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
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volume-2 Hayate Yagami
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てから同じ話を聞いてこれたら。それが条件だよ。
――――うん、頑張ってね。じゃあ、またね。


      ◯


おー? どうしたんや? 何、私と燐夜君とのエピソードが聞きたい?
えー、どうしようかなー。聞かれる内容次第やな。どんな話が聞きたいん? えっ……?
ごめんごめん、もう一回言ってくれるか? 


燐夜君が好きになったと分かったときの話っ!? うーん、どないしよ。別に話してもいいんやけど……改めて誰かに話すとなると、恥ずかしいなあ……
なのはちゃんやフェイトちゃんには聞いたの? ふーん、なのはちゃんは話してくれたけど、フェイトちゃんは話してくれなかったと。
ん? フェイトちゃんは、私が君に話したらフェイトちゃんが話すって? どうして、そんな楽しいことを先に言わないんや。ええで、話してあげる。


でも、絶対笑わないって約束してや。絶対やで、絶対。……怪しいなあ。絶対笑われそうで怖なってきた。言うで。
実は、私が燐夜君を好きになった理由はな……ひ、一目惚れやったんや。
むうっ……やっぱり笑った。ええよ、もう言わないから。……ほんまに聞きたいん? おおっ……そこまで迫力持って迫られると流石の私でもひくわー……まあ、燐夜君やったら別なんやけどな。


ああ、懐かしいなあ。もう昔のことなんやよなあ。つい昨日のことのように思い出せるわ。あ、もう一つあったで、伝えなきゃいけへんこと。
もう今更みたいだから言うけどな? 私と燐夜君ってお見合いで知り合ったんや。――――って、そんなに大声を出して驚くことか―!? こんなに近いのに大声出されたら耳が痛くなるやろっ。キーンってするわ。


落ち着いたか? 全く、ようやく本題に切り出せる。
そんなに言うんだから特別に教えてあげるんやからな? 勘違いしないでよ? まあ、あんたみたいな人より、燐夜君の方が数倍もカッコいいからな。
――――話を逸らすとこやった。燐夜君が好きになったときやったか? 確かあれは、夏も終わりを迎えようとしてた頃やったなあ――――。


      ◯


あるホテルの広い部屋に通されたんや。あの時は、まさか自分がお見合いをするなんて思いもしなかったしな、いつの間にか相手、燐夜君の親と自分の親がそんなことを話し合っていたんや。
そのころは、まだ私も車いすでな、シグナムに押してもらってきたんよ。流石に血縁者でもないシグナムを同席させるのはどうなんやろうって思って、退席してもらったんや。お見合いなんてってまだ思ってなあ。まだ9歳で少し前まで一人やったのに、いきなりお見合いして結婚なんてなぁてな、曖昧やったし。


それに9歳って日本の……私たちが住んどった星の日本て言う国はな、女の子は16歳まで結婚できないんや。あと7年って結構長
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