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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第六十幕 「因果応報の彼方」
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力を味わってね?」
「ま、待って、そんな大きいの叩き込まれたら・・・!やめて、やめてよ鈴!!」


―――非情にもPICによる固定から解放され、二筋の矢と化した。

再?(サヨナラ)、シャルロット!」
「壊れる、壊れちゃうよぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!!」

粒子加速機丸々二つを使用した人類史上初の粒子加速爆弾は、まるで初めからそう造られたミサイルの様な弾道を描きながら涙を流して逃れようとするシャルの下へ奔り、着弾と共に臨界を突破、滅ぼすべき敵をその身と代償に吹き飛ばした。


ゴバアァァァァァァァァァァンッ!!!


木端微塵になったのではないかと疑いたくなるほどの閃光と衝撃に、拘束されたシャルが耐えられる筈もない。悲鳴ひとつあげる間もなく彼女の意識は粒子と爆炎の中に消えた。


IS同士の試合で操縦者が意識を失った場合、通常は戦闘不能と見做(みな)される。無論、例えラファールCUにシールドエネルギーが残っていても。よってこの瞬間、シャルロットの脱落が決定した。


《勝者!残間・凰ペア!!》


「アタシ達の・・・勝利よ・・・!!」


高々と掲げられた甲龍の右腕は、その日の中国で新聞の夕刊の一面を飾ることとなる。
その大見出しにはこう書かれていた。『年?的?吼道(若き龍が吠えた)』、と。
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