キラーパンサーに転生
6ドーラちゃんも同じだった
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もあたしはずっと一緒にいるつもりだし、ドーラちゃんが選んだ人なら、あたしはなんでもいいや!
そんなお話も終わって、大人のドーラちゃんが帰るときになって。
大人のドーラちゃんが子供のドーラちゃんを抱き締めて、またお話ししてます。
……中身は大人でも、体は子供か。
心は体に引っ張られるっていうのは、あたしにもよくわかる。
人間だった記憶があっても、人間だったときとは明らかに違うのがわかるもん。
そっか、前世で大人だった今のドーラちゃんも、やっぱり子供なんだ。
うん、甘えるばっかりじゃなくて、やっぱりあたしが助けてあげなくちゃ!
いかにも忘れてたみたいにゴールドオーブを交換して、悲しそうだった子供のドーラちゃんを呆れさせて帰っていった大人のドーラちゃんは、ビアンカちゃんとお別れしたときの子供のドーラちゃんみたいで。
やっぱりドーラちゃんは、ドーラちゃんなんだなあ。
ドーラちゃんのことをよくわかってなかったときも、よくわかった今も、大人になっても。
変わることがあっても変わらない、あたしが大好きになったドーラちゃんのままなんだ。
未来でまた会おうねって、あたしに言ってくれた。
あたしが知ってることを、知ってるのかわからないけど。
賢いあたしなら、お別れしたあとに、そう言われたことを思い出すってわかってるだろうから。
あたしをちゃんと迎えにきてくれて、また会えるんだって、教えていってくれた、優しいドーラちゃん。
うん、また会おうね、ドーラちゃん。
同じだけど同じじゃないから、あたしがまた会うのは、また少し違うドーラちゃんかもしれないけど。
それでもドーラちゃんは、きっとドーラちゃんだから。
少しの間はなればなれになって寂しくても、また会えるなら、あたしはきっと頑張れる。
だから絶対に、また会おうね!
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