キラーパンサーに転生
4ドーラちゃんとお揃い
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ぱりドーラちゃんと一緒にいたいから!
村で遊ぶときも外に出て戦うときも、ずっとドーラちゃんと一緒にいるから、ドーラちゃんのことはあたしにまかせて、ビアンカちゃん!
ビアンカちゃんもドーラちゃんを大好きなのはわかってるし、いたくても一緒にいられないビアンカちゃんの分も、あたしがしっかりドーラちゃんを助けるからね!
目で訴えるあたしの気持ちが伝わったみたいに、ビアンカちゃんが笑顔を向けてくれます。
うん、さっき泣きそうになってたのは、すっかりもう収まったみたいだね!
このまま笑顔でお別れできそうで、よかった!
……あれ、ドーラちゃんのさっきの、あれ。
もしかして、わざと……?
……まさかね。
いくら賢くても、まだ六歳なのに、そんな計算したみたいなことするなんて。
あたしがしゃべれたって、そんなのうまくできるかわかんないのに。
ドーラちゃんのパパがドーラちゃんに声をかけて歩き始めて、見送るビアンカちゃんはまたちょっと泣きそうになってたけど。
「ビアンカおねえさん!ないたら、キレイなのが、だいなしですよ!わらってください!」
「泣いてないわよ!ホントに、生意気ね!」
「ごめんなさい!ビアンカおねえさん、それじゃ、また!」
「うん、またね!」
……やっぱり、ドーラちゃんって……。
……ううん、天然とかそういうのかもしれないし、そんなわけ、そんなのわざとできるわけないよね。
六歳の子供が。
とにかく、ビアンカちゃん!
あたしも、ドーラちゃんと一緒に、また会いに行くからね!
また、会おうね!
ビアンカちゃんの住むアルカパの町を出て。
人を襲う魔物の出る外の道を歩いて、ドーラちゃんたちの村を目指してますが。
ドーラちゃんのパパって、やっぱりすごく強いんだね!
あたしもまだ弱いけどちょっとは戦えるし、賢いところを見てもらうためにも頑張ろうと思ってたけど、全然手出しする間がないの!
でもドーラちゃんを戦わせてみるっていう話だったのに、そのドーラちゃんも全く手を出せてなくて。
わざとじゃないみたいで、ドーラちゃんのパパもちょっときまずそうです。
なんでだろう?
体が勝手に動いちゃうのかな?
そんなこと、あるものなの?
よくわかんないけど、あたしにできることはなさそうだし。
せっかくだからドーラちゃんのパパの動きとか、相手の魔物の動きとか。
よく見て、勉強させてもらおう。
キラーパンサーのお母さんの狩りを見て勉強したみたいにね!
そうこうしてるうちに、ドーラちゃんの村について。
うん、すごく勉強になった!
相手の魔物はほとんど動く前に仕留められてたから、そっちはあん
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