プロローグ
鍵穴
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るならば、まず第一にこの部屋に入る事が可能なのは私だけなのだ。この部屋の中でその鍵が私にとってどうして必要なのかということ。私以外の何者かが、この部屋に入る事は出来ないのだ。逆に、この鍵を開ける事で、どうなるかが解らないという事。これではここは私だけの部屋、これが私の空想の世界若しくは夢の中ではないかという仮定に矛盾してしまうという事。
どうしてこのような物があるかは兎も角して、私が必要とするであろう物の対象が何であり、何処にあるかは解った。
私は何?
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