蘇る殺意その二
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「よう。会いたかったぜェ?二人の英雄さん?」
畜生・・・あいつ、部下に薬を仕込ませて、その上その部下を殺しやがった!
「許せねぇ・・・」
歯を食いしばる。麻痺は、俺の圧倒的な意志力にねじ伏せられた。
「たたっ斬る!」
ジョニーは一瞬驚愕の表情を見せたが、すぐに建て直し、俺の剣戟を受け止めた。
「そうそう・・・それだよ滅殺剣。そのお前に会いたかったんだよォ!」
火花を散らすナイフと長剣。俺の方が有利な筈なのだが、流石はジョニー・ブラック。簡単には喰らってくれない。だが・・・
「おらあああ!」
二刀流で切り込んでくるキリト、どうやら、麻痺時間が終了したらしい。
「終わりだ!このずだ袋ぉ!」
俺は剣を右肩に担ぐと英雄剣十二連撃技、「シャイニング・レリーフィア」を放った。袈裟斬り、同じ軌道の切り上げ、薙ぎ払い。乱舞する純白の光。最後の切り払いが、奴のHPを吹き飛ばす・・・!
「やっぱ甘い!審判の騎士の名が泣くぜぇ!」
「審判の・・・騎士・・・!?」
「ああ、その通りだよ・・・」
篭手を外し見せる左手。そこにあるのは黒い騎士の兜。俺は剣を向けられるのを覚悟した。最強最悪の殺人者として。
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