第五章
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「黒魔術に手を出した時もやばいことはしていないよ」
生贄だの魂を売るだのそこまではというのだ。
「まずいからな」
「賢明ね、けれどね」
「けれど?何だよ」
「はっきり言ってお兄ちゃん阪神の勝ち負け気にし過ぎよ」
オレンジジュースを飲みながら兄をじと、とした目で見ての言葉だ。
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