ターン31 決戦!三幻魔〜幻魔皇、ラビエル〜
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でも、ここはこらえてまずはデュエル!
「僕はこれで、ターンエンド」
殉教者―ラビエル― LP3400 手札:4
モンスター:ジャイアントウイルス×2(攻)
魔法・罠:1(伏せ)
清明 LP3500 手札:5
モンスター:オイスターマイスター(攻)
魔法・罠:なし
「我のターン。手札の悪魔族カード、ダーク・リゾネーターを墓地に送ることでマリスボラス・フォークを特殊召喚する。ああ憐れなるダーク・リゾネーターよ、その身の犠牲を我は決して無駄にしないからな」
マリスボラス・フォーク 攻400
殉教者の手札にあったダーク・リゾネーターのカードを自分の体より大きなフォークで串刺しにして、いかにも小悪魔といった見た目の黒いモンスターがジャイアントウイルスと並び立った。うーん、特殊召喚なら使いどころはここかな?………いや、もう少しだ。もう少しだけ待とう。
「そして、場に存在する3体の悪魔族モンスターをリリースする」
『来るぞ!』
「出でよ、幻魔皇ラビエル!!」
まあ当然というかなんというか、予想はついてたけど案の定オベリスクの巨神兵っぽい見た目の幻魔。さっき十代のエリクシーラーに一刀両断必殺神剣ー!ってやられてたあのモンスターだ。
『清明、あの召喚は特殊召喚だからな!』
「そうだとは思ったよ、手札からドラゴン・アイスの効果発動!同じく手札のハリマンボウを捨てて、このカードを特殊召喚!さらに捨てたハリマンボウの効果で、ラビエルの攻撃力は永続的に500ポイントダウンする!」
宙に浮かんだ墓地へとつながる魔方陣から無数の針が飛び出してきて、はるか高くにあるラビエルの顔、その左目に何本も突き刺さる。不意を突かれて一瞬よろめいたラビエルが、右目に憎々しげな光をたたえてドラゴン・アイスをにらみつけた。
幻魔皇ラビエル 攻4000→3500
ドラゴン・アイス 守2200
「どうだ、参ったか!」
「ふ、なるほど。これこそがこの幻魔のあまりに強大な力を抑えるために天が与えたもうた受難!いいだろう、今はこの痛みに甘んじようぞ。だが見ていろ、このデュエルを我の勝利により終わらせたのちにこのような枷など打ち破ってくれる!」
「……………あんま効いてないね、ユーノ」
『どっちかっつーと聞いてないんじゃねーか?完全一人で盛り上がってるし』
「さあ、我のメインフェイズはまだ終わらない!トラップ発動、リバイバル・ギフト!このカードは、我の墓地に眠るチューナーモンスターを1体、再び現世へと解き放つ。だが我だけがモンスターを呼び出すのは不公平というものだろう。なので、お前の場にもトークンを2体ほどプレゼントしよう。遠慮せずに受け取るがいい」
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