第六章
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つて彼自身のものだったその手を見せながらそのうえで言った。
「この右手、僕にくれたじゃない」
「御前の右手がそうなったのは俺のせいだろ」
「けれど叔父さん自分の右手を僕にくれたじゃない」
「当たり前だろ、俺のせいなんだからな」
それ故にだから気にするな、エドワードはジョージにこう返した。
「それで何もしなかったら本当に駄目だろ」
「そう言ってくれるからだよ」
だからだとだ、ジョージは言うのだ。
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