暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン3 ポロロッカ VS HERO
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「お、終わ、った…………」

「あ〜、今日もよく寝たぜ!」

「アニキ…………」

『うん、翔以外お前ら全員おかしいね。なんで清明はあのレベルの授業で瀕死になって、十代に至ってはなに堂々とサボってんだよ』

「(多分聞こえてないと思うけどなぁ)」

『誰かが言ってやるのが優しさってもんだろが』

 そんなもんかなぁ…………?う〜む。というか、コイツは僕が誰のために気を使ってんのかわかんないんだろうか。

『俺の存在がばれないように、とは確かに言ったけどな。んな思い詰めてたら逆に怪しいわい』

「なあ、清明」

「え、どったの十代?」

「お前今、誰かと喋ってたか?」

『ほらみろ。でもそーいやこの辺りからもう見え始めるフラグはちょいちょい立ててたんだよなコイツ。まぁとりあえず否定しといてちょーだい』

「…………いや?いきなりどーしたの一体」

「うーん、なーんかわかんねーけどそんな気がしたんだよな〜。翔、お前は聞こえたか?」

「え!?僕は何も聞こえなかったッスけど…………寝過ぎじゃないッスか?」

「そうかなぁ…………確かになんか聞こえたような気がしたんだけどな。ってどうした!?すごい汗だぞ、清明!」

『命令、なんでもいいからごまかせ!今見えるようになるのは(原作的に)いろいろマズイような気がする!!』

「ほぇ!?え、え〜と…………」

『そーだ、今すぐデュエル申し込め!多分それなら効くはずだ!』

「十代、いきなりだけどデュエルしよっ!」

 ってなんでやねん。怪しすぎるでしょいくらなんでも。どうしてこうなった。十代だって急にこんなこと言われたら迷惑だろうs

「よし、じゃあデュエルだ!」

 …………。デスヨネー。それにしても、ほんとにこれだけでユーノのことは忘れてくれるかな…………?

「それじゃあ…………」

「「デュエル!!」」

 清明 LP4000 十代LP 4000

「お、先攻は僕か。ドロー、キラー・ラブカを召喚して、フィールド魔法ウォーターワールドを発動」

 黄色がかった色の尻尾が刃物で武装されたサメがフィールド上でとぐろを巻き(守備表示だからだろーか)、十代を威嚇する。…………が、直後に自分の足元(?)から吹き上がった水柱に打たれてバランスを崩してしまう。それにしても、どう言えばユーノのことを誤魔化せるかなぁ?

 キラー・ラブカ
効果モンスター
星3/水属性/魚族/攻 700/守1500
自分フィールド上に表側表示で存在する
魚族・海竜族・水族モンスターが攻撃対象に選択された時、
墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動する。
攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、
その攻撃力を次の自分のエンド
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