第一章
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ています、そしてどうしようもないと思っていました。
それで誰も王様の前に出ないのです、王様もこれには弱り果ててしまいました。
王様は玉座で項垂れてこう言うのでした。
「それではわしはずっとか」
「残念ですが」
「参ったのう」
こう言って項垂れるのでした。
「諦めるしかないのか」
「燃え盛って収めきれないまでになりますので」
「ですから」
家臣達も智恵が出ないことを申し訳なく言うだけでした、ですが。
ここで、です。王様の前に精霊達の長老が出て来ました。普段は炎の世界の一番高い山の頂上に一人で暮らしている人です。
ですが王様のお触れを聞いて王様の前に出て来ました、長老は炎の杖をついて曲がった腰で王様の前にやって来たのです。
そして小さく燃える床に垂れ下がりそうになっている長い髭に手をやりながらこう王様に言ったのです。
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