暁 〜小説投稿サイト〜
転生者が歩む新たな人生
第42話 修学旅行−3日目−その2
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れた。

「小太郎か」「月詠か」

 見ていた人達から声が上がる。

 そう言えば小太郎は鶴子さんの直弟子−−−オモチャじゃないよ−−−だったなぁ。

 なら、面識もあるか。もう1人の少女もどうやら神鳴流の剣士らしい。

 そこからはもう一方的だ。

 最初こそ神楽坂が持つハリセン−−−何故にハリセン?−−−が式神を還したが、あとはネギ&神楽坂の攻撃を小太郎が躱し、一方的に攻めるというか殴る。
 神鳴流の格闘術を我流に昇華しているんだろう、1対2でも圧倒的だ。

 桜咲の方は二刀流で神鳴流の技を使う月詠という少女に防戦一方だ。
 技を見る限りそう差は無いようだが、如何せん桜咲の獲物が野太刀で二刀流の速度についていけていない。

 を、ネギが殴られ続けた中でカウンター!

 どうやら無理矢理魔力を纏って身体能力を上げたらしい。魔力だけはあるから効率が悪すぎる運用でもどうにかなるみたいだ。
 うわ、『白き雷』か。ネギ最大の攻撃呪文だがさすがに小太郎は避けたらしい。

 というか、あの程度の攻撃受けてたら、次の小太郎の修行は地獄を見るな。

 ありゃぁ、自信があった攻撃だったのか『白き雷』をかわされて唖然としてるな。

 うわぁ、容赦ねぇ。

 ぼうっとしてたネギが小太郎にタコ殴りに。

 うん、あれは一発入れられた八つ当たりだな。

 子供か! と思ったけど、そういや小太郎は子供だったな。それじゃぁ、仕方ないか。



 あら、いつの間にか宮崎登場。

 なんか、本を開いてネギに指示を出してる。

 あぁ、あれか。確か心を読むアーティファクト。

 もうこれで宮崎はネギの従者認定だな。さすがにあんな姿を見せたらバレバレだ。

 しかも小太郎が心を読まれているのに気付いてどう対処するのかと思ったら、単に攻撃速度を上げるだけでネギの反応が追いつかんくなってボコボコだし………。

 無駄だったというか、宮崎のアーティファクトがばれただけというか。

 うわぁ、良いのが入ったなぁ。アッパー気味にネギの顎に小太郎の拳が入り4mぐらい吹き飛んだな。

 あぁ、どうやらネギは気絶したらしいな。纏っていた魔力が消えた。

 勝負あったか。

 ネギがやられたのに気を取られて桜咲も月詠に良いのを入れられたな。

 まぁ、こんなもんか?
 気絶したネギの上に宮崎が覆い被さり、その前に神楽坂がハリセンを構えて立ちはだかる。

 ぷぷっ。

 女の子2人が守っているせいで小太郎の奴、手をだせんでやんの。

 おっ、結界が解けていく。

 どうやら本山の術者がようやく外部から結界を解いたらしい。

 小太郎と月詠は帰って行った。さすがに本山の人間とは戦う
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ