第42話 修学旅行−3日目−その2
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を見てもらうのだ。
「人が少ないですね………」
おっ、と物思いにふけってたら一緒にいる神鳴流の人に話しを振られた。
「そうですか? けっこう人の気配がするんですが」
「いや、暁君はあまりここに来たことが無いかも知れないがいつもはこの2〜3倍はいる」
「そうなんですか」
まぁ、あまりというか実は総本山に来た事なんて初めてなんですが。
「ここには自分に賛成する人しか残してないんやろうなぁ」
あぁ、そういうことか。密使がネギだから妨害や反対を恐れ、自分に従う人以外は何らかの理由をつけて一時的に総本山から追い出しているのか。
「お、なんか結界が張られたようだぞ」
感知が得意な人から総本山入口に何らかの結界が張られたことを教えられる。
………、ネギが来たかな?
スサノオを取りだし、結界の中へサーチャーを飛ばす。
他の人も興味があるだろうとサーチャーで取得した映像を空間ディスプレイ的なモノに映し出す。
今回使っているのはミッド式の魔法だけど、水晶や水鏡など同じようなことができる魔法は古今東西たくさんあるので騒がれることもなく皆が見る。
☆ ★ ☆
映し出された結界の中は無限にループするカタチの鳥居が続く参道だった。
その中をネギとその方に乗ったカモ、神楽坂と桜咲が走っている。
どうやら結界の性質に気付いたのか、横の竹林に突っ込んだり、空から脱出しようとしたり色々試している。
あ、なんか神楽坂が走り出した。
「元気やなぁ、あの嬢ちゃん」
「一般人や無いのか? えぇんかいな?」
思わず観戦している皆からほっこり苦笑いが。
「一応彼女はネギ・スプリングフィールドの従者となります」
オレがそう言うと「「「ほぅ」」」と剣呑な気配が流れる。
「まぁ、数ヶ月前は表の素人でしたが。つい最近仮契約してあの「闇の福音」とも戦っています」
正直に知っていることを伝える。「「「ほほぅ」」」と剣呑な気配は霧散し、面白がっている感じだ。
一連の報告書は中部魔術協会の方に上げているので、事の顛末は皆知っているようだ。
黙っているということもできたが、そもそもあの2人が関係を隠そうとしていないのだから、そんなことをしても無駄であるし、意味がない。
そうこうしているうちに何故か結界内にある休憩所で一息ついたと思ったら、なんか神楽坂が自分の能力を試しているのか、魔力を纏って道端にあった岩を砕いた。
まぁ、それなりに戦闘力があるみたいだ。
とまぁ見ていたら、蜘蛛の式神に乗って学ランを着た少年とフリフリの服を着た眼鏡少女がネギ達の前に現
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