第一物語・後半-日来独立編-
第五十七章 解放《2》
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救いを求めていた人物は、自分を好きだと言う日来の長。
会えなかった三年間。
時々、フードを被った彼のことが気になった。
どんな人なのかと。どういう人生を歩んで来たのかと。
その彼が、今目の前にいる。
この事実は奏鳴にとって、とても大きなものだった。
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